プトレマイオス一世

【元ネタ】アレクサンドロス・ロマンス
【CLASS】ライダー
【マスター】
【真名】プトレマイオス一世
【性別】男性
【身長・体重】191cm・86kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力C 耐久C 敏捷B 魔力C 幸運A 宝具A+
【クラス別スキル】
対魔力:C
 第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
 大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。

騎乗:A
 騎乗の才能。
 幻獣・神獣ランクを除く全ての獣、乗り物を自在に操れる。

【固有スキル】
カリスマ:B
 軍団を指揮する天性の才能。
 カリスマは稀有な才能で、一国の王としてはBランクで十分と言える。

蔵知の司書:A
 蔵書の参照。または検索。
 LUC判定に成功すると、過去に『図書館』が集積した知識、情報を完全な形で引き出せる。
 『図書館』を部分顕現させて行う蔵書検索。
 この能力は宝具で『図書館』を再建すると判定なしで使用可能になる。

陣地作成:D+
 建造物の追加建築。
 普段は小規模の陣地を作成するに留まるが、"再現都市圏"内では自由度が増す。

【宝具】
『王の大都(アル・イスカンダリア)』
ランク:A+ 種別:対陣、対軍宝具 レンジ:10~99 最大捕捉:800人
 栄光のアレクサンドリアを魔力で再現・形成する宝具。
 生前に建造した超建築のみならず、この都市の神秘ならば全て遺憾なく駆使できる。
 ――こう書くとまるで"アレクサンドリア"が宝具になったものに見えるが、
 実際は『王の骸(グレートリッチ)』から抽出・展開した"征服王の事跡"の上に
 自らの覇業を重ねることで自分の事跡を宝具として再現している。
 再現されうるモノの中には『図書館』や『灯台』といった摩訶不思議施設も含まれるが
 その特性を考えれば、再現可能なのは"建造物"に限らない。

『万乗の宝輪(ソテルズ・ホイール)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:2~4 最大捕捉:5人
 プトレマイオス王の戦車。
 ファラオの船の炎を纏ったペルシア風の戦車をインドの大型種の象が牽く。
 宝具『王の骸(グレートリッチ)』で征服王と自己をダブらせた結果、極めて強力な性能を持つ。
 マケドニア人たるプトレマイオス王がこれに乗ることでヘレニズムの縮図として完成し、
 複合結界(世界)を形成して無敵の機動要塞へ変貌する。

【Weapon】
『王の骸(グレートリッチ)』
 蜂蜜で満たされた黄金の棺に眠る征服王。
 壮麗な棺に守られながら所有者に繁栄と王権を保証する大英雄の遺骸である。
 宝具にして聖遺物にしてレガリアという特上品で、プトレマイオスの力の根源かつ真の宝具。 

『恐怖の埃及人』
 宝具で人を再現しようとすると、何故か低能のマミーとして再現される。
 再現を司る宝具がそもそも死体なうえに、エジプトの(間違った)イメージが加えられた結果、
 ライダーは包帯男の軍勢を使役する。

【解説】
 プトレマイオス朝の開祖。
 アレクサンドロス大王と最も親密な将軍の一人で、ヘタイロイの一員。
 エメサにおいては大王の学友、統治においては『図書館』やムセイオンの設立者。
 一説にフィリッポス2世の非嫡出の息子だったとも言われるが、これはおそらく後世の創作である。
 大王の死後は自らの監督下にあったエジプトに割拠してディアドコイ戦争に参加、
 バビロンからマケドニアへ移送中の王の遺骸を奪い取り、
 クレオメネスを殺し、ペルディッカス、後にはアンティゴノスと争うが、
 これを泳ぎ切って天寿を全うした。

 『アレクサンドリア図書館』や『ファロス島の大灯台』の建設者。
 大王が手を入れたラコティスを"世界の結び目"たるアレクサンドリアに育てたファラオであり、
 パウサニアスによれば彼はデメトリオスに包囲されたロドス島へ多大な支援を授け、
 島民らは感謝の意を表して“ソーテール(救世主)”の称号を贈ったという。

 エウクレイデスとの逸話、貨幣の図像、出生伝説などで執拗に
 アレクサンドロス3世とのイメージの同化が図られ、王朝はそれを権威付けに利用した。
最終更新:2016年10月06日 12:19