【元ネタ】史実
【CLASS】ライダー
【マスター】
【真名】安禄山
【性別】男性
【身長・体重】190cm・197kg
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力D 耐久B 敏捷D 魔力B 幸運B 宝具A
【クラス別スキル】
対魔力:E
魔術に対する守り。
無効化は出来ず、ダメージ数値を多少削減する。
騎乗:A-
騎乗の才能。幻獣・神獣ランクを除く全ての獣、乗り物を自在に操れる。
ただし並みの
騎乗物では安禄山の巨体を支えきれない。
【固有スキル】
巫術:C
神や精霊などへの祈願という原始宗教系の魔術体系。
祈祷者の願いに霊的存在が答えることで、様々な奇跡を行使する。
その特性上、消費する魔力は祈願分のみである。
神性:D
明確な証拠こそないものの、突厥の軍神 軋犖山の血を引くと伝えられている。
話術:A
言論にて人を動かせる才。
国政から詐略・口論まで幅広く有利な補正が与えられる。
巧みな話術により親近感を与え、心を掴むことに長ける。
【宝具】
『穹廬赤光(ゲル・ロクシャン)』
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:5~99 最大捕捉:1000人
安禄山出生に纏わる逸話が昇華した軍神の光を放つ魔術宝具。
真名解放によって、総身から軋犖山由来の赤き光を迸らせ、それを浴びた者の戦闘能力を高める。
戦闘能力の上昇となる“起因”は、三つの要素。
“現状への不満”、“安禄山への信奉”、そして“内に秘める略奪・凌辱願望”である。
この三つ全てを満たす者が軍神の光を浴びた場合、
対象はバーサーカーのBランク『狂化』に匹敵するほどの戦闘力ボーナスを獲得できる。
そう言った意味で、安禄山が乗りこなすのは馬などではなく、“人の心”であると言える。
【Weapon】
『無銘・軍馬』
安禄山のために特別に送られた特別強い力を持つ軍馬。
当然、この軍馬も『穹廬赤光』の能力対象となるため、騎乗時には宝具級の能力を発揮する。
【解説】
中国史上最悪とも言われる反乱、安史の乱を引き起こした反逆者。
ソグド人と突厥人のハーフで、もとの姓は康といった。
突厥、トルコ系、唐、契丹、奚など六カ国語(九カ国語とも)を操り、河北でやり手の胡人商人として名を上げた。
商人時代に盗みを働いて処刑されることとなったが、巧みな話術で以てそれを回避し、
さらにそれがもとで幽州の節度使に用いられて養子となり、短期間で瞬く間に出世をしてゆく。
節度使となった後は幽州のソグド人ネットワークを駆使してさらに実力を高めると、
長安の皇帝に謁見することも叶い、そこでも巧みな話術を用いて皇帝・李隆基に気に入られることに成功。
楊貴妃の養子となる無茶さえも実現させ、さらに玄宗からも甚く気に入られていため安禄山は背くと讒した者は軒並み失脚。
出世を重ねるその間にも反乱の機会を手ぐすね引いて待っており、国民の楊一族への反感が強まったことに乗じて挙兵。
主に胡人系の人間で構成されたこの軍勢は、圧倒的な強さと速さで唐軍を圧倒。
安禄山自身は洛陽で皇帝を称すが、糖尿病が原因とみられる失明と精神錯乱を理由に、息子によって呆気なく暗殺される。
だが、この安史の乱で虐殺された人間は、数千万人以上とも言われ、唐朝の決定的な弱体化につながった。
足下が見えないほど腹が出ており、その体重が200kgにも及ぶと史書には記されているが、
その巨体で以て胡族の舞踊を凄まじい速さで踊ったとも記されている。
芋洗坂係長よろしく、動けるデブだったのだろう。
最終更新:2016年10月06日 18:08