スマオロ・カンテ

【元ネタ】史実、叙事詩
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】スマオロ・カンテ
【性別】男性
【身長・体重】200cm・250kg
【属性】秩序・悪
【ステータス】筋力C 耐久A+ 敏捷C 魔力A 幸運C 宝具A
【クラス別スキル】
陣地作成:B
 魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
 “工房”の形成が可能。

道具作成:A
 魔力を帯びた器具を作成できる。
 呪具の作成に優れ、また鍛冶師の技術として武器も作成可能。

【固有スキル】
呪術:A+
 国々を支配する強力な呪術の使い手。
 特に呪殺に優れ、戦闘用の術式を駆使して自らも戦線に立つ。

【宝具】
『錬鉄の咒王(スマングル)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
 鍛冶師としての技術を転用した呪術によって得た鉄の肉体。
 非常に高い物理耐性を誇るが、呪術によって構成される肉体である為、
 大ダメージを与えるには物理攻撃ではなく魔術的な攻撃が有効。
 ただし、火属性の攻撃は物理・魔術を問わずBランク相当分を無効化する。

『円環誘う悠遠の奏(ソソ・バラ)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1~20 最大捕捉:50人
 悪魔から手に入れた木琴。
 現存する宝具であり、現代に於いては人類無形文化遺産として認知されている。
 奏でられる音色は魔法の領域にあり、聴く者の感情を操作し、無機物にまで影響を及ぼす。
 キャスターはこれを工房に置き、自動演奏させることによって、その音色を受けた呪具を通じて、
 自身の能力を高めており、スキル・宝具をランクアップさせることも可能。
 その真の能力は“固有結界製造機”というべきもので、演奏者の心象を
 空間に反響させ、限定的に具現化を可能とする。


【解説】
ガーナ王国旧領を支配したソソ族の呪術王。またの名をスマングル。
グリオ達に伝えられる英雄叙事詩では、呪術師にして不死身の戦士であり、マリ帝国の創始者スンジャータに
討ち取られる悪役として位置づけられているが、史実的には善政を行ったこともあったという。
ガーナ王国が滅んだ後、ソソ族は自らの王国を1180年に建て、1203年には王となったスマオロが
ガーナの旧都を支配し、その後は周辺の9ヶ国をも征服し、暴政を敷いて民を苦しめた。
スマオロは、征服した国の一つであったマリンケ族の王族を次々と殺したが、
王子の一人であったスンジャータは障害者の上、身内から国外追放されていたので、眼中になく見逃された。
しかし、スンジャータは強力な狩人に成長し、追放先から援助を受けて軍を起こし、スマオロに立ち向かった。
ソソ王国に潜入したスンジャータの手先によって、スマオロの最も重要な魔道具であったバラフォン(木琴)を奪われ、
また、唯一の弱点をも知られてしまい、「キリナの戦い」でスマオロはスンジャータが放った矢によって討ち取られた。

スマオロは火を司る鍛冶師の家系の出身であったと言われており、その火の力によって権力を握ったという。
呪術戦士としては非常に強力で、その呪力によって国々を支配し、スマオロの呪具には触れるだけで死に至り、
またスマオロの肉体は、唯一の弱点であった白い鶏の蹴爪以外では傷を付けることが出来なかった。


【コメント】
鍛冶師としての火の力によって云々というので、きっと魔術属性は火だろう。
不死身の説明をどうしようかと思ったが、鍛冶師設定から、鉄の肉体というのをでっち上げた。
木琴宝具のおかげで、不死宝具は実質的にBランクになっている。呪術スキルはA++。
スンジャータに負けたのはスンジャータの部下の働きによる部分が大きく、タイマンならばスンジャータより強い。
趣味は音楽で、即興詩人とかにもリスペクトを寄せる。
時系列的には、スマオロがマリンケ王族殺しまくった頃には
スンジャータはもう障害者じゃなくなってたと思うが、まあ細かいことはいいか。
西アフリカ地域では、鉄を扱う鍛冶技術は魔術と見なされ、畏怖されていたらしいので、
何故スマオロが恐怖の呪術王という設定で扱われていたのがわかる。
適正クラスはキャスターのみだが、暴君ってことでバーサーカーもいけるかも。
最終更新:2016年10月06日 18:16