ゴグマゴグ

【元ネタ】アブラハムの宗教、『ブリタニア列王史』
【CLASS】バーサーカー
【マスター】
【真名】ゴグマゴグ
【性別】男性
【身長・体重】540cm・2t
【属性】混沌・狂
【ステータス】筋力A+ 耐久A+ 敏捷D 魔力B 幸運D 宝具A
【クラス別スキル】
狂化:B
 全パラメーターを1ランクアップさせるが、理性の大半を奪われる。

【固有スキル】
理性蒸発:B
 無知蒙昧なる蛮族としての存在固定。
 狂化とは関係なしにINT(知性)が最低レベルに設定されており、すごくばか。
 そして決して学ばない。
 このスキルは動物的感性に基づく「直感」も兼ねる。

【宝具】
『蛮威無尽(ゴグ&マゴグ)』
ランク:B+ 種別:対人(自身)宝具 レンジ:-
 分裂の巨人。
 霊的ポテンシャルの細分化によって、バーサーカーは複数のサーヴァントとして現界できる。
 そもそも彼は“ゴグ”と“マゴグ”二体の巨人の融合体。
 その“ゴグ”と“マゴグ”の正体は、蛮族視された膨大な人々の魂の集合体。
 ゴグマゴグは単体にして群体であり、
 大巨人、双子巨人、蛮族軍の3つの分裂段階を持つ。
 分裂は不可逆だが、前段階で負った負傷や特殊効果を初期化できる。
 致死ダメージを受けた時は勝手に分裂する。

『黙示された蛮威の日(ウォー・オブ・ゴグ・アンド・マゴグ)』
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:10 最大捕捉:1000人
 バーサーカーの分裂が最終段階になり、蛮族の軍勢と化した際に発動される軍勢召喚宝具。
 バーサーカーの最後の一人が倒されるまで、蝗害の如く蛮族の援軍が召喚され続ける。
 この援軍はゴグとマゴグの軍勢の一部ではあれどそのものではないため
 彼らが健在でもバーサーカーが完全に倒されると戦いは終わる。

【Weapon】
『ゴグとマゴグ』
 ヘブライ神話における神敵の蛮族。
 アブラハムの宗教圏から見て夷狄とされた人々(多くは騎馬民族)の魂に構成される巨人。
 「創世の巨人」と対をなす、「終末の巨人」の一種である。

【解説】
 ゴグとマゴグ。
 もとはヘブライ語聖書に登場する巨人の兄弟。
 『創世記』においてはヤペテの子。
 『エゼキエル書』においては「マゴグの地のゴグ」が悪の首領として言及され、
 『ヨハネ黙示録』では悪魔に惑わされた神の敵であり、
 『コーラン』に至っては双角王の手で壁向こうに封印される蛮夷。
 総じて終末の予兆として現れるとされ、
 そのイメージは悪魔に諭されるがまま敵する邪悪な蛮族。

 まずユダヤ人に仮託されるにスキタイ、
 初期キリスト教徒にはローマ人、ローマのキリスト教化後はゲルマン諸族。
 後にフン族、サラセン人、ハザール、そしてモンゴル。
 彼らはアレクサンドロス大王が築いた壁から這い出てきたゴグとマゴグであり、
 ハルマゲドンの前兆として畏怖された。
 「ゴグとマゴグの戦争」は救世主到来に先立つ。
 敬虔派のラビにはナポレオンのロシア遠征をそれと見做す者がおり、皇帝はゴグの役を果たした。
 近代においてはヒトラーである。

 イギリスの伝承でのゴグとマゴグは、夫殺しの罪を犯したディオクレティアヌスの娘らが
 アルビオンで悪魔と契って産んだ巨人の一族である。
 『ブリタニア列王史』では「ゴグマゴグ」という名の12キュビトの巨人という形で
 ゴグとマゴグが一体にまとめられた。
 各国でゴグとマゴグはゴリアテと並ぶ巨人の代名詞として扱われている。
最終更新:2016年10月06日 18:22