シャープール一世

【元ネタ】史実
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】シャープール一世
【性別】男性
【身長・体重】161cm・59kg
【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力C 耐久A 敏捷C 魔力E+ 幸運A 宝具B
【クラス別スキル】
対魔力:B
 魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
 大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。

騎乗:B
 騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、
 魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。

【固有スキル】
受容の器量:B+
 自身の系統とは異なる系統を受け入れる器。
 ローマやインドの哲学、異教の神学、ローマの技術を受け入れた柔軟性。
 唯の容認ではなく、受け入れたモノを知識として咀嚼し嚥下する才能を必要とするため
 ある意味多才の表明でもある。
 このサーヴァントの場合は王としての度量も表すため、カリスマの効果を併せ持つ。

皇帝特権(反):B
 ローマ皇帝をぶちのめして得たアンチ皇帝特権。
 皇帝特権を相殺するためにしか働かないという残念スキル。

【宝具】
『帝権剣・世界王(シャーハンシャー・エラーン・ウド・アンエラーン)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1~2 最大捕捉:一人
 跪く諸王の装飾が入れられた、"世界の王"とか言う御大層な名前の付けられた剣。
 征服者が例外なく持つ“他王権に対する上位性の主張”を誇張した“王殺し”の属性を持つ。
 撃ちあう度に相手の社会的地位相当の物理的重圧を体重に加算する。
 仮に相手が王位・帝位にあった者ならば、短時間で自重に膝を屈するだろう。

【Weapon】
『シャープールの冠』
 男根じみた膨らみを備えた王冠。
 ナグシェ・ロスタムの諸王が身に着けているこの形式の王冠は、
 後世の人々に"ああ、この変な兜をつけてる奴がロスタムなんだな"とか思われた。

【解説】
 ローマ皇帝ヴァレリアヌスを捕虜としたことで知られるササン朝二代目君主。
 アルダシール1世の子であり、共同統治期間を経て父の死後帝国を継承。
 一連のローマ・ペルシア戦争においてはマッシナの戦いでゴルディアヌス3世を敗死させ、
 エデッサの戦いでウァレリアヌスを虜囚とする。対ローマ以外にも対外征服を広く行った。
 シャープールに跪くウァレリアヌスの図はナグシェ・ロスタムを始めとする複数の岩面に刻まれた。
 シャープールはウァレリアヌスを乗馬の際の踏み台に使って辱めたともされるが、これは神話であろう。
 ユダヤ人やキリスト教徒、マニ教(というかマニ自身)などの異教に寛容であったようで、
 自身が「マズダ神の崇拝者」を自称しながらも彼の治世にはズルヴァーン教が広まった。
 調子こいて〈イランと非イランの諸王の王〉と称したり出来る程度には優秀な二代目だった。
最終更新:2016年10月06日 18:23