【元ネタ】旧約聖書
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】ドエグ
【性別】男性
【身長・体重】183cm・94kg
【属性】秩序・悪
【ステータス】筋力A 耐久A 敏捷E 魔力B 幸運D 宝具D
【クラス別スキル】
対魔力:A
A以下の魔術は全てキャンセル。
事実上、現代の魔術師ではセイバーに傷をつけられない。
騎乗:E
騎乗の才能。
大抵の乗り物なら何とか乗りこなせる。
【保有スキル】
奸臣の讒言:C
告発・忠告の形で相手の敵意を誘導し、秘密裏に自己の利益確保を図る能力。
権力闘争と裏切りにしか役立たない外れスキルと思われがちだが、
無謀なマスターの操縦やヘイト調節も可能。
数秘術:B
属性に対応する“神の名前”を用いて事象を操作する。
魔術系統の一つ、カバラ。
啓示:E
タルムードによれば神は碩学のドエグを祝福し、破滅の道を往かぬように案じたが、
悪に堕ちた彼を見て嘆いたという。
“天からの声”を聞き、最適な行動をとれるかもしれない。
【宝具】
『我が身滅ぼせ、天の怒り(マラキ・ハッバラー)』
ランク:D 種別:対人(対軍)宝具 レンジ:- 最大捕捉:一人
使用した戦闘中、全パラメーターを倍加させる禁断の殺戮剣。
効果終了後に使用回数に応じた代償がある。
1度目:保有スキルが全て失われ、セイバーの知性の大半が封印され半
バーサーカー化する。
2度目:回復不能の「やけど」バッドステータスを負い、霊格が大幅に低下する。
3度目:消滅する。
【Weapon】
『空中浮遊する塔』
大地に触れない“清浄なる律法”の寓意でもある浮遊型陣地。
ドエグと
アヒトフェルが律法研究に勤しみ、幾百の問題を解決したとされる天上学院。
キャスターとして呼ばれた際の宝具候補だが、
この宝具を所持している彼はセイバーより遥かに“キレイ”だと思われる。
こいつのリリィとか誰得。
【解説】
サウル王の下で牧者の長という重役を務め、
ノブの祭司アヒメレクが逃亡中のダビデに祭司用のパンと
ゴリアテの剣を与えたのを報告し、
怒れるサウルの命により拒む他の家臣を差し置いてノブの祭司85人を殺し、
また住民と家畜を皆殺しにしてノブの町を滅ぼしたエドム人。
殺戮から逃れたのはアヒメレクの子アビヤタル唯一人だった。
サムエル記の行いを見るだけならば、ただの有能で非情な戦士なのだが、
いささか信じがたいことに、ラビの伝承によれば彼は当時最高の律法学者でもあったという。
有能だったが信心に欠け、嫉妬と中傷の悪癖があり、
ダビデを妬むあまりサウルの前でダビデを讃え、王の敵意を煽ったとされる。
アマレク王アガグを生かそうと画策し、祭司殺しの罪の巻き添えでサウルと
アブネルを間接的に殺した。
ダビデとミカルの離縁を宣言し、
またミカルを他の男に嫁がせるようサウルに進言したともいわれる。
だが祭司を殺したことで神に三人の破壊の天使を送られ、
一人目に知識を忘れさせられ、二人目に魂を燃やされ、三人目にその灰を撒かれた。
知識を失った時に自分の弟子に殺された、
あるいはサウルの死を知ったダビデに殺されたという。
知恵者としてタルムードではアヒトフェルとセットで扱われることが多いが、
タルムード中でも言及されるように活躍した時代は重ならない。たぶん二世代ぐらい違う。
34歳の若さで死んだとか、武将アブネルと論争して負けたとかいわれる。
旧約聖書中ではチョイ役のキャラクターだが、詩篇52篇から膨らまされた伝説を多く持っており、
彼をモブキャラと侮ってはならない。牧者=律法学者の解釈は他でも見たような気がする。
最終更新:2016年06月20日 20:13