フビライ・ハン

【元ネタ】史実、東方見聞録
【CLASS】アーチャー
【マスター】
【真名】フビライ・ハン
【性別】男性
【身長・体重】170cm・84kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力C 耐久D 敏捷D 魔力D 幸運B 宝具A+
【クラス別スキル】
対魔力:C
 第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
 大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。

単独行動:C
 マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。
 ランクCならば、マスターを失ってから一日間現界可能。

【保有スキル】
カリスマ:B
 軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。
 カリスマは稀有な才能で、一国の王としてはBランクで十分と言える。

騎乗:B
 騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、
 魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。

高速思考:A
 物事の筋道を順序立てて追う思考の速度。
 卓越した思考能力により、弁論や策略や戦術などにおいて大きな効果を発揮する。
 混乱・幻惑といった精神干渉を軽減する効果もある。

【宝具】
『王の夢幻都市(ザナドゥ・オブ・ハンバリク)』
ランク:B++ 種別:結界宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:1000人
 フビライ・ハンが思い描き、実現した帝国の構想を凝縮した領土。
 “護国の鬼将”スキルによって形成することができない、宝具に昇華された領土であり、
 大都が有する“国際都市として栄華を極めた壮大さ”と、
 上都が有する“幻想都市と同一視された神秘性”の両方を有する。
 展開された領土の中ではフビライ・ハンが負担せねばならぬあらゆる魔力消費が激減し、
 さらに知名度補正も大幅に強化される。
 領土の展開には魔力以上に「構想を形にする明確なヴィジョン」も必要となる。

『大元の大翼、大鵬を凌ぐ(レジェンダリー・ルフ・ウイング)』
ランク:A+ 種別:対国宝具 レンジ:10~100 最大捕捉:1000人
 東方見聞録などでも言及されている、フビライ・ハンに送られたロック鳥(ルフ、或いはルーク)の羽根。
 フビライ・ハンは本来、幻獣召喚能力はないが、
 絶え間なく肥大し、版図を拡大し続けるモンゴル帝国そのものの概念を
 羽根にコンバートすることでロック鳥の召喚(正確には“構築”)を可能とする。
 その全長は27mほどとされた原典のそれを軽く凌ぎ、国土さえも一掴みで抉り取るほどの巨躯を誇る。
 征服戦争の勝利のたびに空前絶後の国土をさらに広げるモンゴルと、
 伝承によって巨体を形作るロック鳥の、相性の良さゆえに実現した宝具と言える。
 なお、『王の夢幻都市』の外では、一瞬で維持用の魔力が枯渇するので真名解放はほぼ不可能。

【解説】
 モンゴル帝国第五代カアンで、元朝(大元ウルス)の初代皇帝。
 もっとも正確な名前の発音は、クビライ・カアン。
 兄のモンケの部将として歴史の表舞台に姿を現し、その兄の急逝後に台頭。
 アリク・ブカとの継承戦争を経て、呂文煥が護る臨安を無血で制して南宋を滅ぼすが、
 皇帝となってからは幾度となくカイドゥを中心に廻る反乱の渦に死ぬまで悩まされることとなる。
 内政面では中華の理念に深い理解を示したうえで、自身が思い描く
 ユーラシア全土を一つなぎとする帝国の構想を実現させるべく大規模な都市開発を敢行。
 その結果が北京の前身となる30年近くの年月をかけて築いた大都である。
 比較的晩成型の英雄であり、出世するのは遅かったがその分当時としては長生きと言える。
 性格は寛容だが、本質的には合理主義者である。
 (「人生の愉しみはレイプと殺戮」的なこと言う祖父に比べれば万倍マシな人格者だが)。
 日本に於いては元寇での失敗ばかりがクローズアップされることが多く、
 また支配される側であった中国に於いては欲深い暴君というイメージを抱かれているようだ。

【特記妄想】
 某エロゲをやってて(と言うかずっと前から作りたかった)思いついた鯖。
 イメージは“キングダム”の王騎将軍で、マルコ・ポーロはまんま騰なイメージ。
最終更新:2016年10月06日 18:40