【元ネタ】史実
【CLASS】ランサー
【マスター】
【真名】トマス・マロリー
【性別】男性
【身長・体重】198cm・74kg
【属性】中立・悪
【ステータス】筋力D 耐久D 敏捷B 魔力E 幸運D 宝具C
【クラス別スキル】
対魔力:E
魔術に対する守り。
無効化は出来ず、ダメージ数値を多少削減する。
【固有スキル】
防壁破壊:C
結界・障壁に対する攻撃力が増加する。
このサーヴァントの場合、押し込み強盗としての経験から扉破りに長ける。
エンチャント:B
他者や他者の持つ物品の機能を強化する。
伝承編集者としての側面を備えるため既存能力の強化を得意とする。
基本的には同盟相手の強化能力。
破壊工作:E-
戦闘を行う前、準備段階で相手の戦力をそぎ落とす才能。
小悪党の域を出ない。
ランクE-ならば、たまに敵の士気を下げられる。
パトロンの政敵であるバッキンガム公に対して暗殺を試みたり嫌がらせを行ったが
結果はマロリーの逮捕のみに終わった。
気配遮断:D
姿を隠して行動するスキル。隠密行動には一応の適正がある。
自らが攻撃態勢に移ると気配遮断は解ける。
【宝具】
『とある騎士の物語(モルテ・アーサー)』
ランク:C+ 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:一人
アーサー王物語の最大の編集者/著作者として得た
騎士道の加護(呪い)。
真の騎士として振る舞う限りにおいて、自分の著作の登場人物のような英雄的能力を発揮できる。
「こんなすばらしい騎士道物語を書かれるのだから、きっと高潔な方なのでしょう」という
読者の無邪気(勝手)なイメージによる“枷”。
ランサーが騎士道精神に悖る行いに走ると強烈なペナルティが課せられる。
このため犯罪行為をまともに働けないようになっている。
【Weapon】
『槍』
『甲冑』
【解説】
アーサー王伝説の決定版『アーサー王の死』の著者。
自分を囚人騎士と呼んだ15世紀の騎士。いわゆる"マロリー版"は現在のアーサー王伝説の原型となった。
長らくマロリーの名のみが知られたが、1890年代に学説が発表されて以来
ニューボールド・レヴェルのサー・トマス・マロリーがこのマロリーであると有力視されている。
ニューボールド・レヴェルのトマス・マロリーは1415から1418年の間に生まれたとされる。
1441年に騎士爵に叙され、初代ウォリック公ヘンリーに仕えた。
後にウォリックシャーの選出議員となるが、それ以前から強盗行為で告発されており、
バッキンガム公暗殺未遂で告発され、証拠不十分となった後にも、多くの強盗、強姦で投獄された。たまに脱獄した。
その犯罪の多くがバッキンガム公の財産や支持者を相手にしていたらしい。
ウォリック公家とバッキンガム公が政敵同士だったことから、彼の犯罪の裏には政治的動機があったかもしれない。
盗みで蓄えていたのか知らないが、それなりの富を孫に残して(息子は死んでいた)1471年に没した。
ウォリック伯とともにエドワード四世排除を企んで投獄されたり、王たちの恩赦から度々除外されたりした、
おそらくはリチャード・ネヴィルの密偵でもあった強盗騎士。
英雄になりたい。されどこの身は小悪党。
薔薇戦争の動乱に『アーサー王と高貴な
円卓の騎士』の夢を抱くが、出版時に改題されて微妙な形に。
思い悩んだ男はその著作の高名さを以って英霊の座に上り、ついに高貴な騎士然と振る舞う機会を与えられた。
奇しくも、アーサー王伝説の如く聖杯を巡る戦いにおいて。
最終更新:2016年10月06日 19:00