マナウィダン

【元ネタ】ウェールズ伝承
【CLASS】ライダー
【マスター】
【真名】マナウィダン
【性別】男性
【身長・体重】177cm・66kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力C 耐久D 敏捷B 魔力B 幸運C 宝具B
【クラス別スキル】
対魔力:B
 魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
 大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。

騎乗:A+
 騎乗の才能。獣であるのならば幻獣・神獣のものまで乗りこなせる。
 ただし、竜種は該当しない。

【固有スキル】
神性:B
 神霊適性を持つかどうか。
 高いほどより物質的な神霊との混血とされる。

工匠百技:A+
 多方面に発揮される職人の才能。
 靴、鞍、楯、その他総数256種類に及ぶ物品の作成について、Bランク以上の習熟度を発揮できる。
 ルーンとの併用により魔力を帯びた器具の作成も可能となる。

ルーン:B
 北欧の魔術刻印・ルーンの所持。

【宝具】
『憂い掃う大槌の首(メンオルズ)』
ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:2~3 最大捕捉:1人
 囚われのプレデリの首回りに取り付けられていた、杭打ちの大槌。
 打ったものを、それが例え飛行物体であれ、至近の地面へとめり込ませる。

『誉れ授く干草の首(メンウァイル)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人
 囚われのリアンノンに取り付けられていた、干し草を運ぶ驢馬の耳飾り。
 乗騎を「追っても追い付けないもの」となし、
 敏捷(AGI)に依存するあらゆる回避・逃亡の判定を成功させる。
 回避判定が発生しない類の攻撃に対しても「届く前の状態」を保つ事ができるが、
 その場合は莫大な魔力を投入し続けなくてはならない。

【Weapon】
『青みがかった白毛の馬』
 ライダーの妻が乗っていた異界馬。悠々とした足取りで走るこの馬に、
 ダヴェド最高の名馬に乗ったプウィスはどれほど速く駆けさせても追い付けず、
 急がせるほど逆にその距離は開いたという。

【解説】
 スィールの息子、ベンディゲイド・ブランやブランウェンらの兄弟マナウィダン。
 ブリテン島の三人の『無欲な族長』『黄金の靴作り』の一人。
 スィールの息子マナウィダンとリールの息子マナナーンは共に『マン島の男性』を意味し、
 その存在は同一視されている。……が「マナナーンみたいな性悪じゃねえ」等の向きもある。

 マビノギ第二枝『スィールの娘ブランウェン』にて兄ブランのイウェルゾン遠征に同行し、
 プウィスの息子プレデリらと共に激戦を生き残った七人の一人となった。帰還後、第三枝
 『スィールの息子マナウィダン』ではプレデリの勧めでプウィス亡き後のリアンノンを娶り、
 義理の息子夫婦と四人で過ごしていた。しかしかつてリアンノンへ求婚しこっ酷い目に遭った
 男の縁者が仕掛けた魔法の霧により、一夜にして領民と財産の全てが消失。流浪の身となる。
 口を糊するべくプレデリと共に職人として仕事を手掛けるも、何をやってもその業界を独占する
 圧倒的な腕前を示しては、干上がった他の職人達から命を狙われて逃げ出す羽目になっていた。
 その後プレデリとリアンノンをも罠により失うが、最後には呪いを仕掛けた術者の妻を捕らえ、
 嫌がらせの一環として畑の収穫を食い荒らす鼠に化けていたこの女性を解放する条件として
 二度と手を出さない誓約を課した上で二人と領民財産を取戻し、以後は平穏に過ごしたという。

 『門番は何者か』ではアルスルの仲間に「シルの息子マナウィダン、議論にたけた者」がおり、
 『キルッフとオルウェン』ではキルッフがマナウィダンをアルスルの戦士の一人に挙げる。
最終更新:2016年10月06日 21:53