【元ネタ】マビノギの四つの物語
【CLASS】ライダー
【マスター】
【真名】プレデリ
【性別】男性
【身長・体重】180cm・85kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力B 耐久C 敏捷C 魔力B 幸運E 宝具B
【クラス別スキル】
対魔力:D
一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
魔力避けのアミュレット程度の対魔力。
宝具への騎乗中に限り評価規格外へ達する。
騎乗:B++
騎乗の才能。
幻獣・神獣のもの、竜に属する獣であっても
馬の形質を持つのであれば乗りこなせる。
【保有スキル】
神性:E
弱い神霊適性。父はアラウンと縁を結んで『アンヌヴンの長』の呼び名を受け、
母は『女神の女王』リガントーナや『馬の女神』エポナとの重なりを暗示される。
この神霊適正は騎乗兵および乗騎から受けるダメージ数値を僅かに削減する。
天性の肉体:D
常人の三倍の速さで成長したグウリの肉体。
治癒、強化、変化を受ける際その効果を向上させる。
魅惑の美声:D+
アダル・フリアノン、死者を目覚めさせ生者を眠りに誘うという小鳥の鳴き声。
人を惹き付ける魅了系スキルであると同時に、
一時的に生者を仮死に陥らせ、霊を受肉させる事を可能とする。対魔力で回避可能。
黎明の神腕:A
プレデリと仔馬を連れ去らんとした他界の怪物。
養父『大洋の轟き』テイルノンが切断し、彼の館に遺された
その前腕部を使い魔として行使できる。
【宝具】
『光輝満ちる火夜の兄弟(エポス・ベルテーン)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
プレデリと共に成長した名馬。
ベレヌス神の祭日前夜、他界との境界が薄くなる晩に最高の雌馬から生まれ落ち、
プレデリと同じくテイルノンの手で他界の怪物から救出された馬である。
“この世の常なる法則”に反するものに対して高い抵抗力を発揮すると共に
異界、結界内外の渡りを騎乗判定により可能とする。
【Weapon】
『無銘・剣』
アイルランドを絶滅寸前まで追い込んだ大戦で用いた剣。
【解説】
ダヴェド大公、
プイス(分別、知性)の瓜二つの息子であるプレデリ(心配、不安)。
マビノギ四枝の一応の主人公。少なくとも、四篇全てに登場するただ一人の人物。
彼はダヴェド大公プイスとその妻リアンノンの間に生まれた息子だったが、
誕生直後に母のもとから姿を消し、母は息子殺しの冤罪をかけられてしまう。
一方その頃、プイスの臣下にして友人テイルノンは見知らぬ赤子を見つけていた。
彼は優れた牝馬を飼っていたが、この馬が生む仔が毎年誕生直後に姿を消しており、
今年こそは防ごうと不寝番をしていた所、攫いに現れた巨大な腕と戦う事となった。
ウェールズやアイルランドの伝承、それに聖杯探求物語に見られる“腕のみの怪物”。
それは時に数千の騎士を殺し、時に人の子や獣を現世から何処かへと攫って行くもの、
ルーグの長腕とも目され、胴や顔を決して見られぬ、他界より来たる化け物であった。
そして激闘の末に腕を打ち破った彼は、扉の傍に置かれた赤子を発見したのである。
すくすく育つこの養子、『黄金の髪の』グウリが主君プイスに似て来るのを感じて
テイルノンはプイスの元へ赴き、そうしてリアンノンの冤罪は晴らされる事となった。
「私(リアンノン)の心配(プレデリ)を除いた」子はここに新たな名前を得る。
プレデリは立派な若者となって妻キグヴァを娶り、父の後を継いで大公ともなった。
ブリテン島とアイルランドの間に起こった大戦、ブリテン島遠征軍はただ七名のみ、
アイルランドの人間は妊婦五人だけを残して全てが滅び去ったこの凄惨な戦いでも
プレデリは生き残り、
ブラン王の『驚くべき首の集い』を経て故郷へ帰還している。
しかしアンヌヴン王アラウンから贈られた異界動物『豚』を騙し取られた事から
マソヌイの息子マース治めるグウィネズとダヴェドとの間に起こった戦にて、
ドーンの息子
グウィディオンとの一騎討ちに敗れ命を落としてしまった。
マビノギ第四枝によればヴェレン・リッドの丘の上マイン・テヴヤウクに、
『墓の詩』によれば波に洗われる地アベル・ゲノーリに彼の墓所があると言う。
最終更新:2020年03月22日 21:24