【元ネタ】ヨーロッパ伝承
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】ウィルゲフォルティス
【性別】女性
【身長・体重】160cm・55kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力E 耐久D 敏捷D 魔力E 幸運C 宝具C
【クラス別スキル】
陣地作成:D
自らに有利な陣地を作り上げる。
非常に話し易い雰囲気の“離婚相談所”を形成できる。
道具作成:C
魔術的な道具を作成する技能。
強制証文として機能する三行半や絶縁状の作成が得意。
【固有スキル】
殉教者の魂:B
精神面への干渉を無効化する精神防御。
殉教の物語を核とする架空の聖人である。
異形:E
針金の如き剛毛の髭を生やした女性。
魅了:C-
異性を惹きつける見目の美しさ。
キャスターと対峙した男性は彼女に対し強烈な恋愛感情を懐く。
……髭を剃っていれば、の話であるが。
【宝具】
『逞しい処女(ヴィルブ・フォルテス)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:0~10 最大捕捉:10人
離婚のすゝめ。
対象が現在の夫婦・主従関係に対して不満を持っている時、これを破却できる。
たとえ、その不満がごく僅かであろうとも。
【解説】
顎髭を持つ聖処女、髭ある女性の代表ウィルゲフォルティス。
聖ウィルゲフォルティスの他、聖アンカンバー、聖クメルニス、聖コミナ、聖コメラ、
聖カメラーナ、聖フルフ、聖オントコムネ、聖コントコマー、聖デグネフォテス、
聖エウトロピア、聖レギンフレデス、聖リブラーダ、聖リベラタ等々、多くの名を持つ空想の聖人。
夫と別れたい妻は彼女を名を唱えるとよい、とされる。
ポルトガルの異教徒王の娘として生まれたウィルゲフォルティスはキリスト教に改宗していたが、
父王は娘を異教の王子と結婚させようとした。ウィルゲフォルティスは処女性の誓いを立て、
それを守る為に自分の身が醜くなるようにとの祈りを捧げていた。すると顎鬚が生えた。
結婚は破談となり処女性の誓いは望み通りに守られ、激怒した父王は娘を磔とした。
トスカナはルッカの(通常の、腰布だけの十字架磔刑像と異なり)足元に届く長いチュニカを着た
「聖なる容貌(ヴォルト・サント)」像は、その服装の膨らみが女の性を表すと解釈された。
そこから女性守護の力を持つという信仰を生んでもいたが、この像から派生したイメージとして
生じた空想の『顎鬚を持つ磔刑の女性聖人』伝説がこの聖女伝である、と言われる。
最終更新:2016年10月06日 22:00