【元ネタ】旧約聖書
【CLASS】アーチャー
【マスター】
【真名】ヨナタン
【性別】男性
【身長・体重】177cm・59kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力D 耐久C 敏捷B 魔力C 幸運B 宝具C
【クラス別スキル】
対魔力:C
第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。
単独行動:A
マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。
ランクAならば、マスターを失っても一週間現界可能。
【保有スキル】
自省の心得:A+
過去を振り返って改善点を見つけ出し、同じシチュエーションでの能率を向上させる能力。
加速度的に対応力を身につけ、既に戦った相手・場所での戦闘にボーナスを得る。
効果が回避に限定される「
見切り」とは似て非なるスキル。
千里眼:C
視力の良さ。遠方の標的の捕捉、動体視力の向上。
さらに高いランクでは、透視・未来視さえ可能とする。
友誼の誓い:B
契約を結んだ相手と、魔力・ステータスの一部を共有する。
ダビデと結んだ契約に由来する能力で、座の英霊との能力共有に関しても限定的だが融通が利く。
【宝具】
『執拗の弓(アハバ・エホナタン)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:2~50 最大捕捉:一人
放った矢に強力な吸血能力とホーミング特性を付与するヨナタンの弓。
ダビデの追悼歌の影響で魔弓に変貌しているが、元々は何の変哲も無い普通の弓であった。
自動追尾する矢と、攻撃がヒットした対象からHPをドレインする効果の複合宝具。
『敬虔の騎士は呪いにて死なず(メフィボシェテ)』
ランク:E++ 種別:対人(自身)宝具 レンジ:-
魔力を追加で支払うことによって、魔術や呪詛をレジストする。
必要魔力量は多いが、対粛清ACを強化することも可能。
【Weapon】
『投石器』
【解説】
サウル王の嫡子であり、ダビデ最愛の親友として知られるイスラエルの王子。
ゴリアテを殺して重用されたダビデと誼を通じたが、
サウルがダビデを敵視し始めるに至って彼を救うために動いた。
父の愛憎を受けつつも息子としての忠義・友と交わした契約のどちらにも反すること無く生き、
最期は父王とともに戦死した。
なお中世以後の芸術においてダビデがやたら色っぽくされるのは
彼との(古代世界では珍しくない男性間での接吻だのを含む)友情を同性愛的に解釈されるためであり、
ドナテッロやミケランジェロが自分の趣味全開で創りだしたダビデ像はその代表であろう。
だが聖書の記述や伝統解釈による限りは、
ヨナタンのダビデへの愛は“自分と同等に遇する”というものと見える。
サムエル記と歴代誌に述べられるように弓と投石の達人だったが、
ダビデ登場前には蜜を食べたことで呪われ、
しかし民衆の奮起によって死から救われる場面もある。
ヨナタンの徳に関する伝承では、“ダビデと同等の徳を息子が持つ”とサウルが嫉妬したといい、
またノブの虐殺を聞いて“自分が二片のパンを渡していれば起きなかった”と
自らに罪を認めるほどに自己批判の精神が高かったという。
うっかり蜜を舐めてしまって死の運命に迫られたヨナタンは、
“神に燔祭を捧げた”(『エゼキエル師のピルケ』)、
または“民衆が彼と同じ目方の黄金を神に捧げた”(ラビ・エレアザル)ことで助かった、
あるいは“サウルが呪ったのはパンを食べた人だけだった”(ラビ・ヨハナン)、
“彼は蜜を味わったが食べてはいない”(
シモン・ベン・ラキシュ)、
などの屁理屈によって生存を正当化される。
最終更新:2016年06月20日 20:17