【元ネタ】三国志 三国志演義
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】曹植 子建
【性別】男性
【身長・体重】161cm 44kg
【属性】中立・悪
【ステータス】筋力D 耐久D 敏捷B 魔力B+ 幸運E 宝具B
【クラス別スキル】
陣地作成:C
魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
が、どうも性格的に向いていないらしく、工房を作る事さえ難しい。
道具作成:B
魔力を帯びた器具を作成できる。
中国には曹植を盤双六の発明者とする伝説がある。
【固有スキル】
高速詠唱:A
魔術詠唱を早める技術。
曹植の場合、魔術ではなく作詩の早さに恩恵がある。
兄の命令で七歩歩く間に詩を作った逸話から「七歩の才」と讃えられたという伝説を持つ。
呪歌:A
詩歌を用いた魔術体系。旋律を付けて発することで天地鬼神に働きかける。
詩経に曰く「故正得失。動転地。感鬼神。莫近於詩(得失を正し、天地を動かし、鬼神を感ぜしむること、詩より近きは莫し)」
八斗の才:A
才高八斗。
他者の呪歌、あるいは呪歌に類するスキルを吸収し、自身の呪歌の効力に上乗せする。
宋の謝霊運は「天下の詩才を一石(十斗)とすると、魏の曹植が八斗を独占している」と賞賛したという。
【宝具】
『徳祖答教(アンサートーカー)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:-
曹植の参謀である楊修が、後継者争いに勝利させるために用意した魔導書。
対象の心理・意向を読み取る能力に加え、その対策をも提案する機能を持つ。
その思考能力は作成者の楊修と同等であり、もはや未来予知の域に達している。
言わば、これ自体が神域の人工知能と言っても過言ではない。
曹植は楊修から渡された「答教」という教科書に学び、父・曹操の寵愛を得たと言われる。
【Weapon】
『百辟刀・虎』
曹操の命令で作成された百辟刀の一つ。
銘はそれぞれ龍、虎、熊、鳥、雀の五つで、曹丕は龍を、曹植は虎を拝領したという。
【解説】
曹操の五男。字は子建。
詩聖、建安之傑と呼ばれる優れた詩人であり、
その聡明さから一時は後継者候補となったことでも知られる。
大まかな性格で威儀を整えず華美を尊ばない人柄だったが、
その才覚から曹操の寵愛を受け「もっとも大事を決定することができる」と思われるほど高い評価を獲得した。
しかし兄である曹丕との後継者争いに敗北し、以後は側近ともども迫害を受けることになる。
また天子の専用道路に勝手に車を走らせたことや、
関羽に囲まれた曹仁を救出する軍勢の指揮を任せようとした際、
酔っ払っていて拝命出来なかった(魏氏春秋によれば、曹丕が無理に酒を進めて泥酔させた)為に
曹操の寵愛は衰えたという。
曹操の没後、曹丕が地位を引き継ぐと、曹植は強く警戒され、各地を転々とする日々を送る。
自らの登用を求めて奏上を繰り返すも効果はなく、曹丕の死後もその願いが容れられることはなかった。
死ぬまで捨扶持を与えられた曹植は、詩作に耽りながら鬱々として暮らしたという。
曹植自身は詩文の才を軽んじ、武勲や善政によって国家に尽くす事を本望としたが、
その願いが叶えられることはなく、皮肉にも軽んじていた詩文によって後世に名を残した。
最終更新:2016年10月07日 11:49