ジョン・ウィルクス・ブース

【元ネタ】アメリカ史実
【CLASS】アサシン
【マスター】
【真名】ジョン・ウィルクス・ブース
【性別】男性
【身長・体重】172cm・67kg
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力D 耐久E 敏捷C 魔力E 幸運A 宝具C
【クラス別スキル】
気配遮断:B
 サーヴァントとしての気配を絶つ。
 完全に気配を絶てば発見することは非常に難しい。

【保有スキル】
変装:B
 変装の技術。
 Bランクなら、親しい者でも騙し通せるレベルで変装できる。
 俳優として高いランクである。

仕切り直し:C
 戦闘から離脱する能力。
 また、不利になった戦闘を戦闘開始ターン(1ターン目)に戻し、技の条件を初期値に戻す。

反骨の相:D
 専制者への反感、敵意。
 同ランク以下の「カリスマ」を無効化する。

【宝具】
『専制者は常にかくのごとし(シク・センペル・ティラニス)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1-2 最大捕捉:1人
 アメリカ合衆国大統領を初めて暗殺したアサシンが使用したフィラデルフィア・デリンジャーピストル。
 自らをカエサル暗殺犯、ブルトゥスになぞらえて放った、絶対君主制を齎す独裁者を打ち抜く凶弾。
 真名の開放により、ピストルから放たれた弾丸は相手の皇帝特権や神性、カリスマなどの統治者としての権力、資質に
 由来するスキル補正を無視した貫通ダメージを与える、専制者を誅する魔弾となる。
 また、幸運判定に失敗した相手を即死させる。
 ただしこれらの効果を完全に発揮させるには、宝具が小型拳銃という性質上至近距離からでなければならない。

【解説】
 ジョン・ウィルクス・ブース(1838年5月10日 – 1865年4月26日)は、アメリカのシェークスピア役者。エイブラハム・リンカーンの暗殺犯である。
 南北戦争の結果に不満を持つ、南部連合の支持者であった。
 父や兄もまた有名な俳優であり、演劇一家の中に生まれる。
 1865年4月14日、共犯者とともに、黒人の参政権を認めようとする北部連邦を転覆させるべく、リンカーン大統領他数名の暗殺を決行する。
 フォード劇場で観劇中のリンカーン大統領から1.2mの至近距離でデリンジャーピストルを発砲。弾は後頭部の左耳後ろを貫いた。
 この時にジョンは、“Sic semper tyrannis!”と叫んだという。
 側にいた少佐をナイフで切り払い逃亡し、馬を駆け、守衛を騙して箸を渡り、南部へと逃亡に成功する。
 しかし10日間の逃亡の末に、たどり着いた農場のタバコ小屋に閉じ込められ、追っ手の騎兵隊に包囲される。
 投降を呼びかける騎兵隊に拒否、ジョンたちをあぶりだすべく小屋の周りに火が放たれる。
 なんとか逃げようとするも、その火によって照らされたジョンの首に銃弾が飛び、4月26日朝に命を落とすこととなった。
 死体と計画が記された日記は汽船でワシントンに運ばれ、秘密裏に埋葬される。
 だがこのために、自分がジョンだと主張するものが多く現れたという。
 ジョンは姉エイジアにリンカーンが共和制を廃止し、絶対君主制をもたらす可能性を危惧していると話しており、ブースは自らを「ブルータス」になぞらえていた。
 これが、リンカーン暗殺時に叫んだ言葉の意味を表しているだろう。
最終更新:2016年10月07日 11:50