ジョン・エドガー・フーバー

【元ネタ】史実
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】ジョン・エドガー・フーバー
【性別】男性
【身長・体重】176cm・78kg
【属性】中立・悪
【ステータス】筋力D 耐久D 敏捷D 魔力C 幸運B 宝具C
【クラス別スキル】
陣地作成:B
 自らに有利な陣地を作り上げる。
 魔術師でないため、代わりに情報を纏める拠点となる書斎の形成が可能。
 その聖域は、あらゆる手段でもって誰も寄せ付けず、死ぬまで不可侵であった。

道具作成:E-
 キャスターに魔術的な道具を作成する技能はない。
 盗聴器やカメラなど簡単なものに自身の魔力を込め、精度を上げる程度。

【保有スキル】
自己保存:C+
 マスターが無事である限りは大抵の危機から逃れることができる。
 宝具効果のブーストにより、キャスターが情報を仕入れる程その相手は危害を加えることが難しくなる。

威圧:C
 様々な相手を脅し、自分の権力を守り続けた男が持つ独特な雰囲気。主に対話で発揮されるスキル。
 このランクならば、大抵の人間や動物に自分の要求を通すことができる。
 キャスターはこのスキルで、他者を自分のスパイにすることもできる。
 どんなキャラクターでも抵抗自体は行え、精神干渉を無効にするスキル、宝具でより有利に抵抗が可能。

情報抹消:D
 自身の個人情報を残そうとせず、利用させまいと常に気を張っていた立ち振舞い。
 キャスターと対面した相手は、別れた後にその情報を記憶に残しづらくなる。
 確実に抹消できるわけではないが、キャスターに関わるあらゆる情報が範囲となる。

【宝具】
『公式かつ機密(オフィシャル・アンド・コンフィデンシャル)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1-10 最大捕捉:100
 キャスターが自身の権勢を守り、思うがままに行動するために積み重ねた、他者の秘密を書き連ねた文書。
 政治家や有名人、果ては大統領の弱みを握り、恫喝や政治的迫害をしてきたキャスターの切り札にして生命線である。
 キャスターが取得したデータを収めることで、この宝具が発動する。
 ファイルに情報を綴じられた相手にステータスや魔力消費量、行動などにペナルティを与える。
 例え取るに足らないような情報でも相手にペナルティを課すことができるが、相手にとってそれが急所であるほどその質は高まっていく。
 ただし、綴じた情報を自分と同格以上の第三者に知られた場合その情報は価値がなくなり、その情報によるペナルティは消滅する。
 この宝具のレンジはキャスターを中心としたものであり、情報が納められたファイルからのレンジではない。
 この宝具は固有のものではなく、どんな記録媒体でもキャスターが秘密を書きこんだ時点でそれが宝具として発動するため、複数宝具を作りだせる。
 ただし、同じ内容のものを複数の媒体に保存してもペナルティは重複せず、1つの情報で与えられるペナルティは限られる。
 破壊された媒体に保存されてあった秘密を改めて別の『公式かつ機密』に書き込んだ場合は、再び効果を発揮する。
 ここでいう記録媒体にキャスターを含めた個人の頭脳は該当しない。
 彼に素っ裸にされた相手は雁字搦めにされ、自分の意思で動くことすらままならなくなる。

【Weapon】
『M1911A1』

【解説】
 アメリカ連邦捜査局(FBI)の初代長官、前身のBOIを基盤に作り変えた組織のボスを死没するまでしていた人物。
 カルビン・クーリッジからリチャード・ニクソンまで、8代の大統領に仕えたことからもわかるように、現在に至るまで
 政府機関の長を務めた人物の中でも最長の記録を持つ。このことから、以降FBI長官任期は10年に制限されている。
 科学的な捜査手法を取り入れ、FBIという組織を強化していった一方で、あらゆる人間を脅し、利己的な権力行使をしてきた人物としても知られる。
 職員の私生活を調査し、不倫や同棲愛、借金など問題のある職員を次々に解雇し、アメリカ全土から優秀な警察官を採用していった。
 手段を問わず改革を進めた彼の組織は、国内の諜報分野で卓越した能力を持ち、47年もの間連邦議会でFBIの予算審議を行わせなかったほどである。
 しかしその中に有色人種が殆どいなかったのは、彼が人種差別主義者だったからである。
 自身を脅かす可能性のあるものを逆に調査して脅し、一方で賭博好きだったため一部のマフィアなどへの取り締まりを緩めるなど、職権を乱用していた。
 彼の死後すぐさまニクソンは部下に彼の書斎を調査させた。
 その「遺産」の内容を見たニクソンは激怒し、秘書が非公式の「遺産」を処分するのに数日費やしたと言われている。
最終更新:2016年10月07日 21:02