【元ネタ】常陸風土記
【CLASS】ランサー
【マスター】
【真名】箭括麻多智
【性別】男性
【身長・体重】178cm・76kg
【属性】混沌・善
【ステータス】筋力C+ 耐久B 敏捷B 魔力C 幸運A 宝具B+
【クラス別スキル】
対魔力:A
A以下の魔術は全てキャンセル。
事実上、魔術ではランサーに傷をつけられない。
身に着けた甲鎧、祭祀宣言により反転した夜刀神の加護などの要因によってこのランクを誇る。
【固有スキル】
勇猛:B
威圧・混乱・幻惑といった精神干渉を無効化する能力。
また、格闘ダメージを向上させる効果もある。
【宝具】
『標の仗(しめのまもり)』
ランク:B+ 種別:対神宝具 レンジ:2~70 最大捕捉:1000人
夜刀神を駆逐した矛と、人の地の境界を定めた梲が融合した宝具。
ただ振るうだけでも強力な物理威力を誇るが、その刃には「神性」を消滅させる効果があり、
半神の英雄などはこれに打たれると霊格が低下、パラメーターもランクダウンする。
また、一度地面に突き立てれば神々や精霊の侵入を阻む大結界を展開する。
この結界内に侵入出来たとしても、神々に由来する能力などは大幅に効果が減退し、
「神性」を持つ者は行動自体が多く制限される。
ただし、この宝具が強みを発揮するのは自然の神威に対してである為、
戦争神や工芸神など、人の業を司る神威に対しては効果は薄い。
【Weapon】
『無銘・鎧』
夜刀神を駆逐する際に身に着けた甲鎧。
杞(かわやなぎ)を身に着けた者は夜刀神の呪力の難を逃れられるとも言われる。
祟られることなく夜刀神を打ち殺したランサーは、甲鎧と共に杞を身に帯びていたと思われる。
【解説】
常陸国風土記に記される豪族。
継体天皇の時代の人物である為、6世紀前半の人物と言われる。
麻多智が登場する伝承では、角を生やした蛇神との戦いが記される。
麻多智が行方郡家の西の谷の葦原を開墾しようとしたところ、蛇神が群れを成して開墾作業を妨害した。
この蛇神は夜刀神といい、その姿を見た者は一家一門が破滅するという恐るべき呪力を持っていた。
しかし麻多智は恐れるよりも妨害されたことで激怒し、甲鎧で身を固め、
自ら仗(ほこ)を手に取って蛇神の群れを打ち殺し追い払った。
そして山の登り口に行き、神の地と人の地の境界をつける為に『標の?(しるしのつえ)』を立て、
祟られぬのように、今後は麻多智と子孫が夜刀神を永く敬い祭ると宣言し、社を建てた。
そうして麻多智は開墾に成功し、耕田十町あまりを拓き、宣言通り子孫代々に渡って夜刀神を祀った。
尚、後代の人物である茨城国造・壬生連麿にも夜刀神が退散させられる伝承が残っている。
【コメント】
矛と梲は別々にしてもよかったが、両方とも対神特化なのでいっそまとめて一つにした。
レンジと最大補足の表記は結界のもので、矛そのものはレンジ2~4・補足1人。
強力な呪力を持つ土着神と戦って呪殺されることなくぶち殺しまくり、
戦後も祟りないように奉ってるので「対魔力」は非常に高い。杞関連は原文にはなかった気がするがまあいいか。
型月的には夜刀神は精霊に属する存在とも見えなくもない。
適正クラスはランサーのみだが、箭括氏は弓矢を扱う氏族と言われているので、弓も使えるかもしれない。
最終更新:2016年10月07日 21:59