【元ネタ】
ギリシャ神話
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】オムパレー
【性別】女性
【身長・体重】163cm・52kg
【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力E 耐久E 敏捷E 魔力C 幸運A 宝具A++
【クラス別スキル】
陣地作成:B
魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
“工房”の形成が可能。
道具作成:―
魔術的な道具を作成する技能。
宝具による支配能力を手に入れた代わりにこの技能を失っている。
儀式用の祭具程度ならば作成可能。
【保有スキル】
神託:B
神の託宣により、その状況での適切な判断ができるようになる。
ランクBの場合、問いかければ大抵効果を発揮する。
神性:C
神霊適性を持つかどうか。
オムパロスの女性形、転じて大地の中心、要石として崇拝され、女神信仰を受けている。
高速神言:C
呪文・魔術回路との接続をせずとも魔術を発動させられる。
大魔術であろうとも一工程(シングルアクション)で起動させられる。
現代人には発音できない神代の言葉を、神託により授かっている。
【宝具】
『貸借する栄光(チェンジング・グローリー)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1~5 最大捕捉:2人
ある大英雄に自分の服を着させ、自らは彼の武威の象徴を着たことから得た宝具。
自分と対象のステータスの全てを1着の衣服に変換し、それを取り替えて着ることでステータスそのものを交換する。
相手そのものになるため、宝具の真名開放を自分のものとして行うことも可能。
全てのスキル、ステータス、宝具を入れ替えるが、キャスター側は宝具に限り受け渡すかどうかを選択できる。
その代わりにキャスターは借りたステータス、スキル、宝具を全てワンランク低い状態でしか扱えないというデメリットも存在する。
交換は10ターンまで続き、経過後は自動的に本来のステータス情報を取り戻す。
交換に必要な条件は相手の同意のみであり、言質さえ取れればそこに相手の意思が介在してなくとも良い。
『定められし隷属(ゴッズ・ディシジョン)』
ランク:A++ 種別:対人宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1人
その時代で最強と名高い大英雄を、神託によって奴隷として使役したキャスターの持つ支配の権限。
天界からの補助を受け、対象を自らのサーヴァントとする。
この支配は神託によるもので、対象の魂に「キャスターは自分が従うべき主人」だと刻み込むため
相手は自ら隷属してしまうので、並の精神防御では抵抗することもできない。
支配後、対象にDランクの『狂化』スキルを付与する。既に所有している場合はワンランク上昇させる。
一度に持てる奴隷は一人までだが、戦力である英雄を使役できる強力な宝具。
主人であるキャスターの命令は、令呪と同等の強制力を発揮する。
契約を打ち切って別の対象に宝具をかけ直すことも可能。
ただし『
神の加護』スキルを所有する人物を対象にとれず、高ランクの『
信仰の加護』スキルのように
宝具の強い強制力に抗ってなお、壊れないだけの強靭な精神を持つ者は抵抗するチャンスを得られる。
【Weapon】
『獅子の皮』
ネメアーの獅子の皮。
Bランク以下の物理攻撃を受け付けず、それ以上の物理攻撃や魔術攻撃を軽減する。
毛皮の本来の所有者の力を僅かながら宿すようで、身体能力をある程度補助する。
『打違斧』
アマゾネスの女傑が所有していた斧。リュディア王の紋章でもある。
非常に優秀な業物だが、本来の彼女の腕力では持ち上げるのも難しい。
『獅子の毛皮』の補助によりどうにか扱えるが、その太刀筋は素人レベル。
【解説】
アナトリア半島リュディア地方の女王。オンパレーとも呼ばれる。
神託によって3年間奴隷となることが決まったヘラクレスの主人となった。
「カリュドーンの猪狩り」や最初は参加していた「
アルゴナウタイの探索」がこの期間中に行われたため、
彼はこの2つの冒険に最後まで参加することができなかった。
デルポイのオムパロスを守るピュートーの巫女という説もあり、そこではヘラクレスの罪を査定、
代償として神殿の奴隷としたことが組み合わさり同様の伝承となっている。
オムパレーはヘラクレスに、お互いの衣装を取替えさせた。その後彼に糸紡ぎの仕事をさせ、
自分は獅子の皮を纏い彼の棍棒を手に持ったところ、棍棒が重くてよろめいた。
この話は聖王権が女家長制から家父長制へと変わる初期段階を示し、
女王の配偶者が女王の衣装を身に纏う場合に限り、女王の代理を務めることが認められたことを暗示している。
後日ヘラクレスは女王を奇襲した敵を掃討し、オムパレーは彼を夫とし3人の子を産んでいる。
最終更新:2016年10月07日 22:08