【元ネタ】三国志 演義 古今刀剣録 世説新語など
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】鍾会 士季
【性別】男性
【身長・体重】176cm・65kg
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力C 耐久C 敏捷B 魔力A 幸運B 宝B
【クラス別スキル】
陣地作成:B
魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
“工房”の形成が可能。
道具作成:A
魔力を帯びた器具を作成できる。
超軍師の一角として様々な中華ガジェットを作成可能。
【固有スキル】
易:B
六十四卦から宇宙の動きすべてを読み取り、
運命を察知する儒教の魔術体系。
鍾会は易に互体はないとする論文を著するほどに熟達していた。
計略:B
物事を思い通りに運ぶための才能。状況操作能力。
あらゆる状況のイニシアティブ判定において有利な修正を得る。
熟達した策略家であり、偽筆や讒言に長ける。
王佐の才:A
王器を持つ者を補佐する才能。
己に相応しい王者に仕えることで、互いの欠落を補完するスキル。
カリスマの影響下にある場合のみ、あらゆる判定に有利な補正が与えられる。
司馬師には「此真王佐材也(=彼は真に王佐の才の持ち主だ)」
時の人々には「子房(=張良)」と讃えられるほど優れた参謀であった。
反骨の相:C
利に目を向けて義を忘れ、何かと事を起こしたがる気性。
友人にさえ器量以上の野望の持ち主と評されるほどの不遜の星である。
同ランクの「カリスマ」を無効化する。
せっかくの王佐の才も、このスキルの所為でその効果を活かしにくい。
【宝具】
『保国安民』
ランク:C 種別:対軍宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:500人
『保国安民』と書かれた一本の白旗。三国志演義に登場する。
夢枕に諸葛亮の霊に「人民を濫りに殺さないように」と頼まれたために作ったもの。
旗を立てる事で周囲に結界を展開する。
この結界内で非戦闘員を一人でも殺した者は、代償として令呪に匹敵する強制力で自害を命じられてしまう。
性質は攻撃的だが、無辜の民の被害を抑制する宝具と言える。
『武庫森森・矛戟在前』
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:30 最大捕捉:100人
裴楷に指摘された心象風景を手ずから作り上げた武器庫。
これを魔力で再現し、異界として一時的に世界に上書きする。固有結界とは似て非なる大魔術。
異界の内部は矛型、戟型の中華ガジェットが立ち並んでいる。
また他者の物品を盗み取った逸話から、異界内での戦闘に限り敵の所有する武器の所有権を自身に移し替えることができる。
裴楷曰く「鍾士季に会うと、武器庫を見ているようだ。ただ矛や戟が並んでいるかのようだ」とのこと。
【Weapon】
『太乙刀』
蜀に勝利した時、成都の土の中より手に入れたという刀。
ちなみに太乙とは玄武大帝(玄天上帝または真武大帝とも)の武将とされる。
『百万銭の宝剣』
とっても高価。元は荀勗の所有物。
荀勗の母に預けられていたが、鍾会は荀勗の筆跡を真似て手紙を出し騙し取った。
【解説】
三国時代、魏の武将。
5歳にして「非常の人なり」と評された俊英だったが、一方で讒言で人を陥れることも多かったという。
カン丘倹が反乱を起こすと、司馬師、司馬昭の参謀として辣腕を振るう。
また諸葛誕の反乱の討伐にも従軍し、策略で全一族を投降させた。
後に司馬昭とともに蜀討伐を計画し、自らが討伐軍の指揮官となる。
指揮官となった鍾会は大量の船を建造して呉が蜀を救援しないように牽制しつつ、大軍を率いて蜀に攻め入った。
軍勢は剣閣で姜維に阻まれてしまうが、鄧艾が別働隊を率いて成都を陥落させたため蜀は滅亡。作戦は成功した。
しかし鄧艾のことを鍾会は面白く思わず、鄧艾が功績を傘に来て傲慢であるのを利用し本国に強制送還。
さらに軍勢を糾合して蜀の地で反乱を起こすも、人望が無かったため部下たちによって殺された。
【コメント】
最高の才能と最悪の人格を併せ持つ人。
マザコン、自信過剰、馴れ馴れしい、讒言大好きと、その性格はひどいの一語。
友人含め魏晋の人々から「あいつ野心強すぎて絶対やらかす」と満場一致で言われている辺り、本当にどうしようもない。
逆に言えば、それでも重用されるほど能力が並外れていた、とも言える。
ちなみに鍾士季という者が赤い筆片手に幽鬼を引き連れ中華版ヴァルキリーをやっているという伝説があるそうな。
……これ、もしかして鍾会?(鍾会の字は士季)
最終更新:2016年10月07日 22:22