【元ネタ】ヨーロッパ伝承
【CLASS】ライダー
【マスター】
【真名】ウルスラ
【性別】女性
【身長・体重】153cm・45kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力E 耐久D 敏捷E 魔力C 幸運C 宝具B
【クラス別スキル】
対魔力:E
魔術に対する守り。
無効化は出来ず、ダメージ数値を多少削減する。
【固有スキル】
嵐の航海者:E
船と認識されるものを駆る才能。
彼女にその才能は絶無だが、求める方角へと勝手に風が吹き船を運んでくれる。
集団のリーダーとしての能力は『
殉教者の魂』により代行される。
殉教者の魂:A+++
精神面への干渉を無効化する精神防御。
万を越える人々と共に殉教へ至った彼女のそれは他者を感化する力を持ち、
対峙した者、説教を聞いた者は強烈な信仰心を抱いて彼女の忠実な同行者となる。
精神防御や対魔力で抵抗可能だが、女性であればその難易度は格段に上昇する。
啓示:E
殉教するのによい時と場所を“感じ取る”能力。
根拠を他人に示す事はできないが、彼女の同行者にそんなものは必要無い。
【宝具】
『歓び至る聖者の歩み(ハイリゲン・マルシュ)』
ランク:E 種別:対人宝具 レンジ:なし 最大捕捉:制限なし
ウルスラと共に行く敬虔な者達の互助。
スキル『殉教者の魂』の影響下に置かれた者が傷を負った時、
そのダメージを集団内で自在に再分配する事ができる。
言い換えれば、彼女達は全員分のHPを合計した一つの存在となる。
『先立つ十一(エルフ・フランメ・シルト)』
ランク:B 種別:結界宝具 レンジ:1~40 最大捕捉:1000人
物心両面の貞潔を守護する炎。
ウルスラと同行者の女性十人に与えられる能力。
敵対干渉を物理・概念問わず焼き散らしてBランク分削減する。
啓示の告げる殉教の場に達した時、この宝具は失われる。
【Weapon】
『ガレー船』
一隻につき千人以上が乗れるという馬鹿げたガレー船。武装は無い。
【解説】
ケルンで一万一千の乙女と共に殉教した聖ウルスラ。
ブリタニアの王ノトゥスの美しい娘ウルスラは、異教の暴君の息子から求婚を受けていた。
悩む父に、ウルスラは「受諾を、しかし暴君には条件を課しましょう」と進言する。
異教王の子であり未来の夫となる王子はウルスラの信じるキリスト教に改宗する事、
十人の美しい修道女を選び、ウルスラを加えた十一人にそれぞれ千人の女性を仕えさせ、
彼女らは十一隻のガレー船で三年の間は純潔を守って船旅をする、というものであった。
無茶な条件で諦めさせる、或いは大量の女性を改宗させる策であったが、暴君は人数を揃えた。
敬虔な乙女達の旅は多くの者を感化し、身分高い女性が度々子供や夫と共に仲間に加わった。
彼女らはある日ガリアの港からライン川を遡ってケルンへ行き、スイスのバーゼルで降り、
ローマへ行って使徒の墓を詣でた。そして来た道を辿って戻る途中、彼女らの徳を慕い
後を追った教皇キュリアクスら多くの聖職者と共に、ケルンでフン族に襲われ殉教した。
キュリアクスを訪ねて来たアンティオキア大司教ヤコブスも追ったが既に虐殺の後で、
彼は遺体を立派に埋葬したのだが、やはりフン族の手にかかり命を落としている。
しかし、大規模な殉教にしては設定年代に近い殉教録の多くには影も形も無い。
書かれている物を時代と共に辿ると、連れている乙女の数は突然複数桁増えた。
大量の人骨が発掘されると、殉教乙女の骨だと光輪を背負う女性が告げたとの幻視者が続出した。
その骨に男性の骨が大量に混ざっていると、新たな幻視者が現れ教皇ら同伴の設定を追加した。
誰が埋葬の石棺や板を誰が用意したのかとの疑問にはヤコブスが付け加えられた。
赤子や幼児の骨が混ざっていると判明すると、更に別の聖職者が追加設定を生やしたのであった。
最終更新:2016年10月07日 23:03