オワイン・グリンドゥル

【元ネタ】史実(ウェールズ)
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】オワイン・グリンドゥル
【性別】男性
【身長・体重】170cm・65kg
【属性】中立・善
【ステータス】筋力C 耐久C 敏捷B 魔力C 幸運B 宝具D
【クラス別スキル】
対魔力:B
 魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
 大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。

騎乗:B
 騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、
 魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。

【固有スキル】
反骨の相:C
 ウェールズ最後にして最大の対イングランド抵抗指導者。
 同ランク以下の「カリスマ」を無効化する。

戦闘続行:B
 戦闘から離脱する能力。
 また、敗戦において自軍領地まで生きて辿り着く能力。

魔術:C
 オーソドックスな魔術を習得。
 自然干渉、呪詛に長じる。

【宝具】
『紅薔薇喰らう赤金の獣(ウン・ペン・アル・ガムリ)』
ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人
 カムリを糾合する“唯一の頭”、その象徴として顕現した剣。
 外付けの魔力炉心として働き擬似的な『竜の息吹』を使用可能とする竜の力と、
 筋力・耐久・敏捷のいずれか二つを一ランク向上させる獅子の力とを持つ。
 ただし、二つの効果を同時には使用できない。

【解説】
 オワイン・アプ・グリフィズ・グリンドゥル(オーウェン・グレンダウアー)。
 十五世紀序盤にウェールズがイングランド支配から脱する為の大規模抵抗運動を主導した人物。

 リチャード二世の時代、ロンドンで学んだオワインは王に騎士叙勲を受け戦場にも同行したが、
 リチャードがロンドン塔に幽閉、廃位、挙句に餓死させられランカスター朝が開かれると一変。
 1400年9月16日、ウェールズ人の一団が反旗を翻し、オワインはウェールズ大公を宣言した。
 広く支持を得た彼は、イングランド人居住地と親イングランド勢力を攻め勢力を広げた。
 オワインは広く同盟相手を探し求め、スコットランド王へと送られた手紙には
 自分はブルートゥスの三人の息子のうちカンバーの子孫でありカドワラドルの直系、
 貴方はブルートゥスの三人の息子のうちアルバナクトゥスの直系子孫である、と記される。
 ノーサンバーランド伯ヘンリーとウェールズ辺境領主エドモンドと結んだ同盟の文書には
 イングランド全体を三分割して治めようとの計画が書かれていた。フランス王からは
 ウェールズ独立を承認され、連合軍を結成しイングランドに侵攻した事まであった。

 オワインは君主としてウェールズを統治し、これまで無かった議会も開催したが、
 連合していたフランス軍の大部分がイングランド侵攻の失敗を受けて立ち去ってしまう、
 ヘンリー四世の経済封鎖政策を受けるなど、先行きは明るいものではなくなっていた。
 イングランド国王軍に多くの拠点を奪回された1414年3月10日、グリンドゥル軍の部下達は
 バラで降伏した。しかしオワインは霧に霞む山中に消え、その後の消息を知る者は無い。
最終更新:2016年10月07日 23:05