【元ネタ】フランス史
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】ジャン・ランヌ
【性別】男性
【身長・体重】178cm・68kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力B 耐久C 敏捷B 魔力E 幸運C 宝具B
【クラス別スキル】
対魔力:C
第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。
騎乗:B
騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、
魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。
【固有スキル】
カリスマ:C
軍団を指揮する天性の才能。
団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。稀有な才能。
戦闘続行:C
瀕死の傷でも戦闘を可能とし、死の間際まで戦うことを止めない。
勇猛:A
威圧・混乱・幻惑といった精神干渉を無効化する能力。
また、格闘ダメージを向上させる効果もある。
【宝具】
『金剛石の血晶円環(ディアマン・アイアス)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人
金剛石の肉体を持つ英雄『ローラン』と皮張りの盾を持つ英雄『アイアス』の逸話を合体させた宝具。
ランヌの負傷により吹き出した血液は、金剛石の強度を得てランヌの皮膚を覆い、防御力を向上させる。
真名開放により、纏っていた血液を盾の形状へと変えて、前面に展開することも出来る。
この際、盾の大きさや強度は、それまでに纏っていた血液の総量によって上下する。
傷を負えば負うほどに防御力が上昇する一方で、初撃から致命傷に至るほどのダメージを受けた場合は耐えられないという欠点も持つ。
【Weapon】
【シャルルヴィル・マスケット】
前装式、フリントロック式のマスケット銃。
銃弾は通常は球形弾であったが、散弾も使用可能だったようだ。
『サーベル』
ショーテルやシャムシールといった湾曲刀をモデルに作られたと言われる刀剣。
反りの入った片刃の片手剣で、ナックルガードがついている。
【解説】
ナポレオンに仕えた元帥の一人。
「我らがローラン」「フランスのアイアス」と呼ばれ、ナポレオンをして「(ミュラと)ランヌより勇敢になるのは不可能」と言わしめた勇者。
粗野で短気ではあったが、常に最前線に立って戦う姿から兵士の人気は厚かった。
ナポレオンはランヌを友人として遇し、後年、ドゼー、クレベールに次いで優れた将軍としてランヌの名を挙げるほど評価していたという。
貧困の生まれながら、その勇敢さによって軍隊で頭角を現し、少佐にまで昇進する。
一度は上司に陥れられて除隊しているが、一兵卒として復隊。
その活躍と来歴がナポレオンの目に留まり、少佐に返り咲くことに成功。将軍として数々の武勲を挙げた。
特にアルコレの戦いでの命を惜しまぬ戦いぶりは、ナポレオンを瞠目させ、ランヌを部下というより友人と遇する切っ掛けとなった。
その激情家ぶりから同僚との諍いも多く、独断専行によりナポレオンの怒りを買ったこともあったが、
ナポレオンと共に戦い続ける中で戦術に熟達。勇気だけが武器の猪武者から脱却し、ナポレオン麾下でも随一の将軍へと成長した。
ナポレオンが皇帝となると元帥に昇進し、大陸軍の要となった。
しかし、アスペルン・エスリンクの戦いで陣頭指揮を執っている最中、右足に砲弾を受けてしまう。
これが致命傷となり、手術の甲斐なく帰らぬ人となった。
ナポレオンは致命傷を負ったランヌを抱きしめて「生きてくれ、頼むから生きてくれ」と繰り返したという。
また、ランヌの死後「フランスにとっても、私にとっても、これほどの損失があるだろうか!」と嘆いたと伝わる。
その勇敢さで歴史に名を残したランヌではあるが、彼自身は「いつだって戦争を恐れていた」と述懐し、ナポレオンにも何度か同じことを言ったという。
彼は「自分に期待されている役割に集中することで(恐怖を)乗り越えてきた」と語り、
「(部下たちにとって自分は)婚礼に出かける時のように、これっぽっちの危険もないといった様子で現われることになっているんだ」と言い残している。
最終更新:2016年06月20日 20:36