【元ネタ】史実
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】エピメニデス
【性別】男性
【身長・体重】169cm・89kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力D 耐久C 敏捷E 魔力A 幸運A 宝具B
【クラス別スキル】
陣地作成:C+
妖精神殿を建立し、
妖精の加護を引き寄せる。
道具作成:C
魔術的なアイテムを作成する能力。
巫者として呪術的な器具の作成を可能にする技量はあるが、
これは彼の本領ではない。
【固有スキル】
千里眼:A
視力の良さ、ではなく未来視の才能。
ゼウスの聖窟で与えられた、予言者としての先見の異能。
本人に自覚はないが妖精が与えたものであり、此処から彼方を見据えることの叶う
“天の視座”を持っている。
妖精の加護:A+
自然から聖人に対する魔力の融通。
オドの吸収効率が向上する。
巫術:A+
神や精霊への祈願という形をとる、原始宗教系の魔術系統。
奇跡を“起こしてもらう”ことに主眼を置いており、干渉が間接的なのが特徴。
【宝具】
『悖理の黥文(All Cretans are Liars)』
ランク:B+ 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:一人
エピメニデスを"奇跡行使者"として定義する妖精文字の刺青。
自身の器に収まる範囲でならば、どんな矛盾も背反も許容できる特異点と化している。
リソースの限り、属性・スキルの獲得・破棄を任意に行える一種の
自己改造宝具。
通常同時に保有できない能力であっても併存可能。
最大HPの3~4倍程度のダメージならば受けても問題なく生存できる。
ゼウスの不死と定命に言及し、さらに自己言及するエピメニデスのパラドックスだけでなく、
地位を持ちながら奴隷の習慣であった刺青をしていたこと、
クレタ人らしからぬ長髪だったことなど、
彼自身が持つ不可思議と、それを無矛盾を尊ぶ世界(社会)に押し通した能力。
【Weapon】
『牛の蹄』
ニンフの天糧(マナ)を溜めている容器。糧を摂取すると、即席で魔力を中程度回復する。
なお、内容物は自然充填される。
『オリーブの枝』
アテネの軍事力を借り受ける対軍宝具。
キャスターのクラスでは保有しない。
判定にクリティカルすると、
ソロンが謎の超兵器による
支援砲撃をくれるとかなんとか。
【解説】
ギリシャ七賢人候補の一人、クレタのエピメニデス。
迷い羊を探すうちに洞窟で一眠りし、
町に帰ったら年老いた弟を見つけたという出自の逸話が知られるクノッソスの予言者。
彼が眠っていたのは57年間とも40年間とも言われる。
疫病が流行したアテネに招致され、羊の犠牲、または罪人の処刑によってこれを解決した。
彼はアテネが提示した報酬を辞退する代わりにクノッソスとの同盟を申し入れ、
叶えられて友好の証にオリーブの枝を譲り受けたという。
帰国後まもなく死去。享年は157歳とも299歳とも。
伝説によれば彼はニンフに愛されており、特別な食べ物をもらっていて普通の食事を必要としなかった。
また天の声に従ってニンフを祀る神殿を建てたとされる。
アテネでは友人・ソロンの改革を支援し、
予言者としてはペルシアの侵略やアルカディア戦争でのスパルタの敗戦を予言したとされる。
オルフェウス教の起源の一人とされることもある。
少なくとも彼は前世を主張したらしいが、その思想の詳細はよくわからない。
最終更新:2016年10月08日 11:21