【元ネタ】史実
【CLASS】バーサーカー
【マスター】
【真名】
ジョージ3世
【性別】男性
【身長・体重】193cm・85kg
【属性】秩序・狂
【ステータス】筋力B 耐久B 敏捷C 魔力D 幸運C 宝具C
【クラス別スキル】
狂化:E~B
召喚直後は強化の恩恵を受けない。
その代わり、正常な思考力を保つ。
ターン経過と共にランクが上昇していき、
最大で全パラメーターを1ランクアップさせるが、理性の大半を奪われる。
【固有スキル】
カリスマ:C+
軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。
カリスマは稀有な才能だが、狂化のためにランクが低下している。
対象がイギリスの近代に近いほど補正がかかる。
【宝具】
『機巧革命・帝国工場(マシンレボリューション・インペリアルファクトリー)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1
世界に名高い大英帝国の基盤を生み出した、世界最初の産業革命の威光を顕す宝具。
その正体はバーサーカーの内部に展開される固有結界であり、
最古にして最大規模の機械化された『大工房』が彼の中で稼働し続けている。
バーサーカーでありながらこの大魔術を保有しているのは、彼の時代に勃興した
産業革命こそがイギリス国王としての誇りであり、技術者を大事にしてきたことで
「世界の工場」という地位をイギリスに齎した彼を慕う多くの英国人の願いが形作られたためである。
消費魔力を素材として、自身の肉体を機械の体に変換する。
消費魔力量に応じて腕や脚だけといったパーツごとの変換から、全身に至る大改造まで調節が効く。
変換した義肢は肉体のそれと比べ耐久力が向上し、用途に応じて様々なオプションを付与できる。
また、魔術を否定した時代で生まれた機械であるため、霊的存在に対しダメージボーナスが付与される。
肉体の代わりとなる素材があれば、それと魔力を消費することで予備パーツの製造も可能。
ただし頭脳と心蔵を機械に変換することや、一度機械化した肉体を元に戻すことはできない。
大量生産という考えの基盤になったことから、バーサーカーの想像が及ぶ限り近代に限らず、
現代の技術や果ては未来の技術を使うこともできる。
本来ならば用途に応じた様々な機械を大量、高速生産し質と量を兼ね備えた機甲兵団を作り出すことも可能だが、
バーサーカーとして召喚されたためにランクが著しく低下し、その能力も制限されている。
【解説】
イギリス・ハノーヴァー家第三代の国王であり、ハノーファー王ゲオルク三世を兼ねている。
別名「農夫王」であるが、これはウィンザーに実験的な農場を作り、農業の技術に関心を払っていたためである。
アメリカ植民地政策や、産業革命による貧富の格差への対処に失敗していたりもしているが、
一方でフランスを破ってインドを植民地獲得に成功したり、ウィリアム・ビットに首相を任せ自由貿易政策を取った
結果国力を大いに伸ばしている。これが後の「大英帝国」の基盤となった。
先の王と違い生まれも育ち英国で、きちんと英語を話せる他政治や外交にも積極的、更には品行方正であったため非常に人気があった。
謹厳実直な彼とは対照的に、彼を除く殆どの王室関係者は、スキャンダルに満ちあふれた人物ばかりであったという。
常に問題を起こし恥を晒す身内に、ジョージ三世は心身を磨り減らして対処していった。
そのためか年々精神を病んでいくようになり、晩年には目も耳も機能しなくなる。
その最後は暴力的な発作を起こすために拘束衣を着せられながら、狂乱の中に没したと言われている。
近年、その狂気の理由はポルフィリン症を患っていたためという説が有力であるが、それだけとも考えづらいものである。
最終更新:2016年10月08日 12:05