【元ネタ】史実
【CLASS】ライダー
【マスター】
【真名】マフムード・イブン・サブク・ティギーン
【性別】男性
【身長・体重】178cm・102kg
【属性】混沌・中庸
【ステータス】筋力D 耐久B 敏捷D 魔力D 幸運B 宝具A+
【クラス別スキル】
対魔力:D
一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
魔力避けのアミュレット程度の対魔力。
騎乗:B
騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、
魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。
【固有スキル】
軍略:B
一対一の戦闘ではなく、多人数を動員した戦場における戦術的直感力。
自らの対軍宝具の行使や、
逆に相手の対軍宝具に対処する場合に有利な補正が与えられる。
信仰の加護:A
一つの宗教観に殉じた者のみが持つスキル。
加護とはいうが、最高存在からの恩恵はない。
あるのは信心から生まれる、自己の精神・肉体の絶対性のみである。
カリスマ:B
軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。
カリスマは稀有な才能で、一国の王としてはBランクで十分と言える。
黄金律:C
人生において金銭がどれほどついて回るかの宿命。
インド略奪時に入手した財宝によって金銭には困らぬ人生を約束されている。
【宝具】
『財貨、信仰で鋳潰さる(アミーン・アル・ミラ)』
ランク:E~A++ 種別:対軍宝具 レンジ:1~80 最大捕捉:1000人
――相手が保有する財宝の類を鋳潰す宝具。
聖戦を謳った合計十七度に渡るインド遠征の主目的は、奴隷(人)と財宝(富)の獲得であった。
相手が開帳した財宝の価値に応じて、それを鋳潰して消滅させるだけでなく、
その財宝を対異教の概念を有した武器、奴隷、騎兵部隊、戦象に再構築できる。
最高ランクの財宝であれば、『王書』の中に語られる英雄を構築することさえできるが、
能力や人格の大幅な劣化が伴い、マフムード個人が抱く勝手なイメージ等も付加される。
財宝の鋳潰には判定が必要となり、ランクによって難度は上下する。
【Weapon】
『王書(シャー・ナーメ)』
フェルドゥシーによって著されたペルシア文学史上最大の名著。
武器でも何でもないサーヴァント個人の嗜好品だが、マフムードはこの書を非常に大事にしている。
【解説】
ガズナ朝最盛期の君主。ガズナのマフムード。マフムード・ガズナヴィー。
ナポレオンに次ぐ176万平方キロメートルもの領土を征服した
ティムール次ぐイスラーム屈指の征服王。
父王サブク・ティギーンの死後に後継者に指名されていた兄弟イスマーイールを破って即位。
翌年中央アジア東部のカラハン朝と結んで、サーマーン朝を滅ぼして独立。
30年以上に及ぶ在位のうちほとんどを侵略戦争に注ぎ、
南はインド洋から、北はアムダリヤ川までの広大な土地を支配した。
特にインド遠征は17度にも及び、寺院破壊、宗教関係者虐殺、人民の奴隷化などを徹底して行ない、
インドにおけるイスラム化と、ガズナ朝の覇権を確立、それでいて文化人の保護には努めた。
マフムードの死後、ガズナ朝からは取り立てて記述するような名君は生まれず、
彼の死後10年後にセルジューク朝に大敗を喫して以来、帝国の強勢は失われた。
最終更新:2016年10月08日 17:31