【元ネタ】史実
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】アルミニウス
【性別】男性
【身長・体重】183cm・61kg
【属性】秩序・悪
【ステータス】筋力C 耐久B 敏捷A 魔力C 幸運C 宝具B
【クラス別スキル】
対魔力:A
A以下の魔術は全てキャンセル。
彼自身に対魔力が皆無であるにも関わらず高い対魔力を持つ。
その能力は竜種が起源と推測される……が、彼は生前に竜種との関わりなど無かった筈である。
騎乗:C
騎乗の才能。大抵の乗り物、動物なら人並み以上に乗りこなせるが、
野獣ランクの獣は乗りこなせない。
【固有スキル】
勇猛:A
威圧・混乱・幻惑といった精神干渉を無効化する能力。
また、格闘ダメージを向上させる効果もある。
無辜の怪物:E
ジークフリート。
生前の事跡に加えられた勝手な解釈と、それによる侵食を表す。
宝具『屠竜起源・伝説掌握(ヘルマン・デア・ヒェアウスカー)』はこのスキルを起点とする。
黄金律:C
人生において金銭がどれほどついて回るかの宿命。
ラインの黄金とは縁もゆかりも無いものの、
ヒルデスハイムの遺宝に結び付けられた際に一定の金運を保証されている。
幸運がランクダウンするような副作用はない。
【宝具】
『屠竜起源・伝説掌握(ヘルマン・デア・ヒェアウスカー)』
ランク:B+ 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:一人
ジークフリード伝説の史的起源と認識されたことで生まれた宝具。
大英雄の能力の一部を借り受ける。
エウヘメリズムによって逆説的に「最強の剣」と「無敵の体」を獲得する特権である。
英雄としての信仰を後付けする宝具ではあるものの、
強制的な属性追加であるため、その本質は大本のスキルと大差ない。
シグルズ/ジークフリードと対峙した時、自らが"本物"であると相手の全能力を1ランクダウンさせる効果もある。
『人は悲恋に斯くも酔い(ミンネザング・トゥスネルダ)』
ランク:E 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:一人
愛を歌う詩人たちが彼の“別れ”に添える運命力。
友好度が一定値以上のキャラクターと"今生の別れ"をした場合、パラメータの一つを一段階アップさせる。
選択される能力はランダムで決定される。
……アルミニウスはローマの捕虜となった妻をネタに同情と戦力を集めたという。
【Weapon】
『最強の剣(トゥーメリクス)』
刀刃に灼熱を帯びさせて鉄壁を斬り崩す、グラムもどきの魔剣。
彼自身に
竜殺しの逸話がないにも関わらず、竜属性保有者への追加ダメージがある。
『無敵の体(ウァルス)』
物理及び魔術攻撃を防ぐ、竜血の鎧もどきの加護。
Cランク以下の攻撃を無効化し、それ以上の攻撃からもCランク分のダメージ数値を差し引く。
背中はカバーしていない。
【解説】
トイトブルク森の戦いで知られる“ゲルマニアの解放者”。
ローマに屈したケルスキ族の族長の子で、初期のキャリアはローマ軍内で積み上げられた。
北ゲルマニアに帰還後、トイトブルク森でローマ軍に歴史的敗北を味あわせ、
ゲルマン諸部族の大同盟によって報復に抵抗した。
ローマの離間工作は功を奏しなかったが、アルミニウスはゲルマニクスに二度の敗北を喫し、
最終的には彼の権勢を危惧した他のゲルマン部族との抗争がもとで死んだ。
16世紀より民族の英雄として再発見され、
19世紀から第二次世界大戦の敗戦までナショナリズムに神格化された、実質的なドイツ最初の英雄。
アルミニウスとトゥスネルダの悲恋はこの時代のドイツ文学の重要テーマの一つだった。
ウェルキンゲトリクスはフランスがアルミニウスに対抗する形で祭り上げた英雄である。
マルティン・ルターは些か牽強付会に「アルミニウス」と「ヘルマン」の名を同一視したが、
アルミニウスのゲルマン語形はイルミンと思われる。
またエウヘメリズム的観点によれば彼とジークフリードは同一人物である。
正直暴論に思われるが、それによれば一見無敵な龍の鱗はウァルスの軍団が原型なのだという。
最終更新:2016年10月08日 17:45