【元ネタ】史実
【CLASS】ランサー
【マスター】
【真名】インノケンティウス八世
【性別】男性
【身長・体重】181cm・92kg
【属性】秩序・悪
【ステータス】筋力D 耐久C 敏捷B 魔力C 幸運A 宝具B
【クラス別スキル】
対魔力:D
一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
魔力避けのアミュレット程度の対魔力…なのだが、
強力な対魔術宝具を保有しているため実際の対魔術性能はこれより遥かに高い。
【固有スキル】
吸収:A
周囲の魔力や生命力を強制的に吸い上げ、自らに還元する能力。
彼の場合、ブラッドドリンカーとしての異能である。
インノケンティウスは死の床でユダヤ人の医者から10歳の少年三人の生き血を飲まされた――
これが史上最初の輸血と言われる。
死徒:B
死徒としての存在強度を示すスキル。
ランクが高いほど人外としての属性が強固に固着しており、超抜能力を振るうものも現れる。
Bランクでは“一流”の粋を出ない程度。
……反ユダヤ主義の法螺と思われていた飲血伝承、本物だった。
教皇免状:A+
教皇特権による
洗礼詠唱への耐性と異端認定の回避、および正体偽装。
死徒としてのディスアドバンテージを無効化し、吸収スキル使用まで死徒であることを悟らせない。
【宝具】
『鎚にて下す正義の法(マレウス・マルフィカルム)』
ランク:B 種別:対魔術宝具 レンジ:1~30 最大捕捉:100人
魔術師と魔術基盤との接続をショートさせ、魔術式を暴発させる対魔術宝具。
魔術を行使しようとした対象は、
行使が失敗に終わる上に消費MPと同値のダメージを受ける。
この宝具は魔術禁領域の結界として使用できる他、ランサーに対する敵性魔術へ自動発動する。
ただし妨害できるのは魔術式の働きのみの為、
既に完了した魔術や、術式を通していない魔力の効果には無力である。
『異邦に蓋す聖なる槍(ランケア・スルタヌス)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:2~4 最大捕捉:一人
敵を孤絶次元「
魔女狩り教皇の封鎖異界」に追放する聖槍。
因果線も届かない隔絶領域に相手を追いやり、餓死か魔力枯渇による消滅を辿らせる。
空間への干渉手段や、それに類する神秘があれば自力での生還が可能だが、
魔術行使は上記宝具により阻害されるために
有効な手段が取れる存在はかなり限定されている。相性次第では無敵の宝具。
オスマン帝国のスルタンが、実の弟をヨーロッパに閉じ込める報酬として差し出したロンギヌスの槍。
【Weapon】
『聖槍』
例のアレ。
古く見せようとした作りのために実用性は低い。
「魔女狩り教皇の封鎖異界」を開き、その蓋となる次元基点。
【解説】
魔女狩りと異端審問の隆盛、数々の放埒で知られたルネサンス期の教皇。
本名ジョヴァンニ・バッティスタ・チーボ。
かの「魔女に与える鉄槌」に権威付けを施した逸話や
聖職売買の逸話、それに大量の私生児を持った時代の典型といえる悪徳塗れの世俗教皇。
特に魔女狩りに関しては「カトリック両王」の称号を授けたスペイン王家が「黒い伝説」を築いたように
彼がその狂気の時代の潮流を加速させたか創りだしたといえることから、
彼の法名は魔女狩りと縁深い。
ジュリアーノ・デッラ・ローヴェレの助力で枢機卿となり、シクストゥス四世の死後コンクラーベで勝利する。
ジェム・スルタンの受け入れによりトルコの脅威を回避し、聖槍を手に入れ、グラナダ陥落の時を生きる。
キリスト教の栄光極まる中、異端と魔術の排撃に務めた。
最晩年には財政危機から聖職(新ポスト)を競売にかけたというから聖職売買のスケールが違う。
この時代の教皇にはよくいる聖職者失格の(しかし政治家としては有能な)人物の一人。
彼の後釜こそ、誰あろう“史上最悪の教皇”
アレクサンデル6世である。
身体能力が高いのは吸血鬼だから。
死徒教皇という超級の異端が発生した前歴から、埋葬機関は強権を持たされているとか妄想。
最終更新:2016年10月08日 17:48