【元ネタ】ラーマーヤナ
【CLASS】ライダー
【マスター】
【真名】シーター
【性別】女性
【身長・体重】162cm・44kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力E 耐久E 敏捷E 魔力A 幸運C 宝具A+
【クラス別スキル】
対魔力:A
A以下の魔術は全てキャンセル。
事実上、現代の魔術師ではライダーに傷をつけられない。
騎乗:B
騎乗の才能。
大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、幻想種は乗りこなせない。
ライダーのクラスの恩恵を受けてこのランクである。
竜種を操るなど不可能。
【保有スキル】
黄金律:A
人生において、金銭がどれほどついて回るかの宿命。
ジャナカにおいてもラーヴァナにおいてもラーマにおいても黄金の不足を見なかった。
富の出典である地下界(パーターラ)と大地(ブーミ)に密接に関係する彼女は、
あらゆる意味で貧しさとは無縁である。
【宝具】
『竜王よ、星を支え(ナーガローカ・ジャーナキ)』
ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~30 最大捕捉:50人
宝具『下界竜座(ナーガーサナ)』による龍脈励起。
地脈に加えられている支配・干渉をすべて取り除くと同時にこれを活性化させ、
龍属性を与えてナーガ群を具現化する。
土地のマナで形成した器へとヴァースキの子等を降霊させる、竜(龍)種の召喚である。
これらナーガたちは大地(地下世界)の姫君であるシーターを守護する。
が、実は彼女に命令権はない。
説得によってナーガたちを動かすことも可能だが、
使役系に組み込んでいるわけではないので、従うかどうかは彼らの判断による。
何を言い含められていようと、
彼らが最後に優先するのはシーターの生命なのである。
【Weapon】
『下界竜座(ナーガーサナ)』
苦界を憂いた娘に母が与えた、竜種召喚の基点となる地下世界の玉座。
無数のナーガに支えられて地中から現れた。
太陽や月に例えられ、やがて至高の統治によって地上における天上界を体現するラーマに対して、
シーターは豊かさや献身を象徴する地下界の体現者である。
これに“騎乗”した彼女は大地母神の加護によって
地中潜行が可能になる。
【解説】
英雄ラーマの妃。
ジブリのアレの元ネタ。
インドにおける“囚われの姫君”の代表格で、
その出自は諸説あるものの、
ヴァールミーキによれば畑を耕す王に発見された大地(ブーミ)の娘。
ミティラー王ジャナカに養女として育てられ、弓の試練を遂げたラーマの妻となる。
姦計によって国を追放されたラーマとともに森にいたところをラーヴァナに拐われるが、
猿族を味方につけて羅刹族と大戦争をしたラーマに救われた。
だが、彼女はラーマに貞節の証明――火の試練(アグニ・パリクシャー)を強いられる。
そこで潔白を証明したにも関わらず、民草にも口さがない中傷を受けた為、
王に即位したラーマの威信を傷つけることを拒んだ彼女は、妊娠した状態で宮殿を離れた。
双子を産み、聖仙の仲立ちで子らが無事ラーマに引き合わされると、
彼女は大地に再びの貞節の証明を求める。
切なる叫びに大地は裂け、彼女はブーミに伴われて地中――竜族の世界(ナーガローカ)――に消えた。
……英雄の妻が大体そうであるように、碌な結婚生活を送っていない。
ラーマが(冒険後の耄碌具合が激しいものの)彼女一筋なのが唯一の救いか。
彼女はその徳目から女性・妻の模範とされ、また女神ラクシュミーの化身とされるが、
原型を遡ればヴェーダ時代の豊穣の女神に行き着くという。
最終更新:2016年10月08日 17:59