トマス・レアモント

【元ネタ】史実(スコットランド)、スコットランド伝承
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】トマス・レアモント
【性別】男性
【身長・体重】163cm・52kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力D 耐久D 敏捷C 魔力E 幸運A 宝具-
【クラス別スキル】
陣地作成:-
 舞台を選ぶ事は無い。

道具作成:-
 楽器の整備に優れるが、彼の竪琴に調整の必要は無い。

【固有スキル】
統一言語:-
 言語絶対。真実しか話す事ができない“正直者トマス”の言葉はそのまま真実となる。
 同じ言語で“対話”できる者でない限り、このスキルによる意味決定には抗い得ない。

竪琴の演奏:B
 聴く者の喜怒哀楽を思いのままに導く、うたびとトマスの妙技。
 妖精国の竪琴により、聴き手は聴覚を持つ生物に限らない。

予知:B
 短詩の着想という形で未来の事象を知る事ができる。

【宝具】
『面影遠きまろうどの縁(リァノーン・シー)』
ランク:- 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
 妖精女王からの賜り物。
 冠絶した詩才、
 予言を行う力、
 嘘を吐けぬ舌、
 妖精国の竪琴。

【解説】
 十三世紀、バーウィックシャーのアーセルドン城の領主であったという人物。
 詩人トマス、正直者(真実を語る)トマス。

 書物や詩歌を愛し城周辺の自然を観察するのも好んでいたトマスは、ある日散歩に出て
 絶世の美女と出会った。妖精女王だというその女性に、妖精への接吻は服従の契約だと
 理解していながらトマスはキスを求め、そして彼女の住む妖精の国へと連れて行かれる。
 トマスは女王に七年仕えなくてはならないが、注意せよ、迂闊に食べ物を口にしたなら、
 また女王以外に話しかけたならば、彼は永遠に妖精国へ留まらなくてはならなくなる。

 時の流れが異なる妖精国での七年は瞬く間に過ぎ去り、帰るトマスへ贈り物がされた。
 詩と予言の才、妖精国で作られた竪琴、それに真実のみを語る舌を女王は彼に与えた。
 人世に帰還してほどなく国中に「真実を語るトマス」「詩人トマス」の名声が広まった。
 バノックバーンの戦いでイングランド軍の血がたっぷりと流れて小川を赤く染める事、
 イングランドとスコットランドの王家がいずれ融合する事もトマスは予言したという。

 スコットランド軍がトマスの城近くに野営していた時、トマスは士官達を招き宴を開いた。
 妖精の竪琴を奏で歌うトマスに皆聞き惚れ、陣地に戻ると、見張り兵が奇妙なものを見た。
 雪のように白い聖なる牡鹿と牝鹿とが、陣営の前を横切る道をゆっくり降りて行くのだ。
 何の予兆だろう。トマスならばこれを解き明かしてくれるに違いない。話を聞いた彼は、
 女王の迎えが来たのだと言うと白鹿へ歩み寄り、小川へ行くと水泡と共に消え去った。
 探し回ってもどこにも彼の姿は無く、彼は迎えの白鹿と共に妖精国へ去ったのだとされた。
最終更新:2016年10月08日 18:52