ウルリヒ・フォン・リヒテンシュタイン

【元ネタ】史実
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】ウルリヒ・フォン・リヒテンシュタイン
【性別】男性
【身長・体重】175cm・80kg
【属性】混沌・中庸
【ステータス】筋力B 耐久C 敏捷A 魔力E 幸運D 宝具E~B
【クラス別スキル】
対魔力:C
 二工程以下の詠唱による魔術を無効化する。
 大魔術、儀礼呪法等、大がかりな魔術は防げない。
 彼自身に対魔力が皆無なため、セイバーのクラスにあるまじき低さを誇る。

騎乗:B
 騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、
 魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。

【保有スキル】
自己暗示:A
 ヴィーナスと“ミンネ婦人”の寵愛篤い、真実の愛の騎士。
 という強烈な思い込みから生まれる、精神・肉体の絶対性。

騎士の誉れ(偽):B
 喝采願望。褒められ称賛されるほど調子に乗り、各種判定に有利な修正を得る。
 このスキルが高ければ高いほど、隠密行動・神秘の隠匿には不向きとなる。

道具作成:E
 所持者に対し、恋人と、ついでにセイバーへの敬愛を高めさせる指輪を作成できる。
 精神耐性や対魔力スキルで回避可能。

【宝具】
『高く掲げよ誉れの愛を(フラウエンディーンスト)』
ランク:E~B 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人
 セイバーが生前に著した恋愛歌謡集にして自伝の書、その名を冠した剣。
 現界時のクラスに応じた武具の形をとるこの宝具は、女性に捧げる事により
 その女性への愛情の深さに応じた強化をセイバーと武具自身にもたらす。
 ……セイバーの愛情は、容易く狂気の域に至る。

【解説】
 十三世紀シュタイアーマルク生まれの騎士、詩人。リヒテンシュタイン侯爵家の祖先。
 有能にして強力な騎士であり、生涯の殆どを遍歴騎士として過ごしたが、合戦にも度々参加した。
 「人を誠実にする高貴なミンネディーンスト(貴婦人への敬愛奉仕)が馬鹿げた戯れに堕した」
 と嘆かれる事もあった時代に生き、自ら嘆きもしたが、その堕した側の最大の代表者である。

 十二歳時にザクセン公妃をミンネディーンストの相手と心に決め、様々な(馬鹿な)奉仕をした。
 騎士見習い時代、彼女が手を洗った後の水を飲んだ。
 彼女からは嫌われ「手を握りたくば指でも切れ」と言われて実際に切った。
 その切断した指を二枚の金の板に挟んで恋文と共に送り付けた。
 彼女に敬意を表す為と称して女性服を着てヴィーナスの仮装で旅をした。
 その途中、出会った騎士には(女装のまま)手当たり次第に試合を挑んだ。
 応じた騎士には、その人の恋人の為に金の指輪を贈る事を約束していた。
 もしも自分が負けたなら自分達が連れる馬の全てを引き渡す事を約束し、
 対して相手が負けたなら公妃の為に四方へ向かってお辞儀をするだけで良かった。
 自伝『貴婦人への奉仕』に曰く、一ヶ月で三百七本の槍を砕き二百七十一の指輪を配ったという。

 なお、結局ふられた。
最終更新:2016年10月08日 19:24