ウルバヌス二世

【元ネタ】史実
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】ウルバヌス二世
【性別】男性
【身長・体重】180cm・73kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力E 耐久E 敏捷D 魔力B 幸運A 宝具A
【クラス別スキル】
陣地作成:C
 魔術師にとって有利な陣地を作成する技能。
 洗礼詠唱により、簡易的な聖域を形成することが出来る。

道具作成:E
 魔術的な道具を作成する技能。
 聖別された道具を作成できる程度。

【固有スキル】
信仰の加護:A
 一つの宗教観に殉じた者のみが持つスキル。
 加護とはいうが、最高存在からの恩恵はない。
 あるのは信心から生まれる、自己の精神・肉体の絶対性のみである。
 一応教皇として相応の信心は持っているが、
 狂信者の熱狂を冷めた目で見る、ある種の「マキャベリズム」も持っている。

狂奔:A+
 人々を戦いに駆り立てる能力。扇動の天才。
 ここまでくると魔力、呪いの類である。
 高ランクになるほど戦場の士気が向上するが、ファンブルの確率も高まる。

洗礼詠唱:C
 教会流に形式を変化させた魔術。霊体に対して絶大な効果を及ぼす。

【宝具】
『扇動するは教皇の甘言(クレルモン・ディユ・ル・ヴールト)』
ランク:A 種別:対軍、対衆宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000人
 熱狂と共に十字軍のロマンを植え付ける能力。
 狂奔の影響下にある者に最高ランクの“信仰の加護”と、ランダムにランクが上下する“狂化”を付与する。
 クレルモン宗教会議における演説の中から切り取られた特殊エンチャント
 魔術を全く使えない一般人でさえ、エンチャントによって筋力・耐久ともにB相当の戦闘員に仕立て上げることも可能だが、
 もちろん全てが終わった後のことまで補償はされていない。
 敬虔な信者ほど、得てして破滅する。

【解説】
 11世紀末のローマ教皇。
 本名はウード・ド・シャティヨン(或いはラゲリウスのオド)といい、クリュニー修道院の院長を務めたきっかけで、
 クリュニーと関わり深い教皇、グレゴリウス七世にローマへ招かれ、教皇の右腕として活躍。
 外交手腕に長け、グレゴリウスの次の教皇ウィクトル三世が短い治世を終えると間もなく教皇に選出される。
 教皇となってからもその外交手腕を用いてグレゴリウスが成そうとした多くの改革を達成したが、
 その功績以上に、イスラム世界からの圧迫を受けていた東ローマ帝国の救援要請を受ける、
 という名目でクレルモン教会会議にてヨーロッパ諸侯に対して、巧みな甘言を駆使して十字軍運動を呼びかけた。
 人々はウルバヌスの演説に熱狂し、かくして十字軍による殺戮の道が開かれた。
最終更新:2016年10月08日 19:33