【元ネタ】史実
【CLASS】ランサー
【マスター】
【真名】ジャラールッディーン・メングベルディー
【性別】男性
【身長・体重】190cm・89kg
【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力B 耐久D 敏捷B 魔力C 幸運D 宝具A+
【クラス別スキル】
対魔力:D
一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
魔力避けのアミュレット程度の対魔力。
【固有スキル】
戦闘続行:A
戦闘から離脱する能力。
また、敗戦において自軍領地まで生きて辿り着く能力。
カリスマ:B-
軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において自軍の能力を向上させる。
カリスマは稀有な才能で、一国の王としてはBランクで十分と言える。
B-なのは人を酔わせる武でカリスマを保っているため。
夢から醒めれば残るのは反感だけだが、醒めない者にはAランクの効果をもたらす。
【宝具】
『驍将王、誇りは潰えず(ホラズム・リベレーター)』
ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:2~4 最大捕捉:5人
チンギス・ハンを感服させた勇猛さを象徴する宝具。
個人武勇を立てられる戦場に於いて、いかなる状況でも十全の武力を発揮できる。
一騎討ちや単騎駆けなどの状況の場合は、さらに補正も発生する。
本来この宝具は、騎乗時に真価を発揮するのだが、ランサークラスでの現界ゆえにその真価を引き出すことは難しい。
『いつか来たる蒼狼討つ者(ラストエンペラー・フワーラズム)』
ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000人
ジャラールッディーン生存伝説の具現。
アナトリアに落ち延び、再起すべく兵を募っているという彼の“狂信者”が望むカタチを叶える宝具。
ランサーを討ち果たした英雄が『征服者』であった場合、聖杯戦争中令呪最大3画を用いて一度だけ復活することができる。
使用した令呪の数と、彼を討った『征服者』の暴虐さと殺戮規模の度合いによって復活時のランサーのステータスは上昇する。
もしも“空前絶後の大帝国”を打ち立てた征服王にランサーが討たれた場合、
ステータスは一騎で万軍と相対する破格の数値にまで跳ね上がることだろう。
【Weapon】
『無銘・槍』
コーカサス連合の巨漢の武将を一撃で討ち取った槍。
彼はその後続けざまに4人の武将を一騎討ちで殺害している。
【解説】
ホラズム・シャー朝最後のスルターンであり、長くに渡ってモンゴルへの抵抗を繰り返した英雄。
チンギス・ハンの征西によってホラズムの首都サマルカンドが陥落すると、父王らとともにカスピ海まで逃れ、
その地での父アラーウッディーンの病没後、後継者に指名される。
それからすぐにジャラールッディーンは寡兵を引き連れてガズニなどの現在のアフガニスタン周辺から兵をかき集め、
短期間で六~七万の軍勢を確保したジャラールッディーンは、パルワーンの戦いでシギ・クトク率いるモンゴル軍に対して勝利を収めた。
だがパルワーンでの勝利の戦利品分配をめぐって問題が起きると、そこの隙をチンギス・ハンに突かれ、
インダス河畔の戦いで軍を壊滅寸前にまで追い込まれ敗走。
その後はインド北部まで落ち延び、周辺諸都市から略奪などを行ないながら徐々に勢力を広げ、
イルデニズ朝やキリスト教国のグルジアを滅ぼし、コーカサス地方での反ジャラールッディーン連合をも迎撃した。
この頃になると、彼の比類なき武勇と好戦癖は周辺イスラム諸国との関係悪化を招き、
ムーガーン平原の戦いでの敗戦後に、モンゴル軍の追撃から逃れる過程でクルド人によって暗殺された。
最終更新:2016年10月08日 19:35