【元ネタ】セルビア民話
【CLASS】ライダー
【マスター】
【真名】モムチロ
【性別】男性
【身長・体重】228cm・186kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力B 耐久B 敏捷C 魔力A 幸運E 宝具B
【クラス別スキル】
対魔力:D
一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
魔力避けのアミュレット程度の対魔力。
騎乗:A+
騎乗の才能。獣であるのならば幻獣・神獣のものまで乗りこなせる。
ただし、竜種は該当しない。
【固有スキル】
勇猛:A
威圧・混乱・幻惑といった精神干渉を無効化する能力。
また、格闘ダメージを向上させる効果もある。
予知:E
魔術系統の一種。Eランクでは将来の重要事項を稀に夢で見る程度である。
【宝具】
『天駆けるは我が翼馬(ヤブチロ)』
ランク:C 種別:対軍宝具 レンジ:1~30 最大捕捉:1人
ライダーを望む場所に届けることができるという翼の生えた馬。
翼を羽ばたかせ、飛翔しているに限り、空間転移を可能とする。
また、天空からの落下速度の加わった走法によって、敵を蹂躙する。
『開眼するは我が剣(エブロシマ)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1~20 最大捕捉:22人
眼の付いた剣と呼ばれた愛剣と仲のいいお供を連れていたという逸話が
合わさった宝具。この剣での攻撃は必ず命中する。
真名解放により、九人の弟と十二人の従兄弟、そして妹エブロシマからの
支援を得ることができる。
二十二の眼によってライダーからは死角がなくなり、
毒や呪いは二十二回の判定を行わない限りライダーには届かない。
【解説】
セルビア民話に登場する将軍。
ウガシン王が妻ヴィドサヴァに対して婚約をするために夫モムチロを毒殺せよと命じる。
しかしヴィドサヴァは、妹エブロシマや九人の弟たち、十二人の従兄弟たちが彼が食べる前に毒味をするため、
毒殺は困難であり、また翼を持つ馬と眼を持つ剣を持つため神より他に恐れるものはないと伝える。
ヴィドサヴァは王に大軍を起こし狩りに来た夫を緑の森に待ち伏せるように言い、自身はその前夜に馬の翼を焼き、剣に血をつけ
錆びついて鞘から抜けぬようにした。
モムチロはその日、不吉な夢を見るも、妻に諫められそのまま狩りに出掛けた。
案の定、待ち伏せしていた軍勢に囲まれ、剣を抜こうとしても抜けず妻の裏切りに気づく。
決死の思いで駆け抜けるも、お供達は倒れ、モムチロ自身も力が抜けてしまう。
翔ぼうとするも翼が焼かれているためヤブチロは翔べず、鞍から降り三段跳びで城門までたどり着き
エブロシマに助けを求めるも、エブロシマもヴィドサヴァによって髪を榱に括られていたため、
助けられず、ウガシン王の兵士の槍によってモムチロは貫かれる。
最後の息を引き取る際にモムチロは「ヴィドサヴァを妻とすれば貴公も裏切られ破滅するであろう。
我が愛する妹エブロシマを妻になされ。貴公に生涯尽くし、私のような武勇の士を生むであろう」
と言い、言い終えると共に息を引き取った。
その後裏切り者のヴィドサヴァがウガシン王を出迎え、美食を出してもてなし、それから武器庫へ行き
モムチロの衣服や武器を取り出して来た。
それらを見たウガシン王はこの世に並ぶ者なき武勇の士とモムチロを認め、裏切った女が自身も裏切るのではないか
と思い、家来を呼んでヴィドサヴァを捕まえ、何頭もの馬の尾に縛り付け、生きながらに八つ裂きにした。
王はモムチロの妹美しきエブロシマを連れて帰り、これを正式の妻とした。
王はこの妻によって立派な二人の子をもうけた。そのうちの一人
マルコは叔父モムチロ将軍にそっくりだったという
最終更新:2016年10月08日 19:46