【元ネタ】三国志 三国志演義
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】黄皓
【性別】男性
【身長・体重】161cm・42kg
【属性】秩序・悪
【ステータス】筋力E 耐久E 敏捷C 魔力B 幸運A 宝具D
【クラス別スキル】
陣地作成:C
魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
が、性格的に向いていないらしく、“工房”の形成すら難しい。
道具作成:-
宝具と引き換えに、道具作成スキルは失われている。
【固有スキル】
シャーマニズム:B-
神や精霊などへの祈願という原始宗教系の魔術体系。
祈祷者の願いに霊的存在が答えることで、様々な奇跡を行使する。
鬼神に呼びかけることでマスターに何らかの効果をもたらすが、プラスに働くとは限らない。
奸臣の讒言:B
告発・忠告の形で相手の敵意を誘導し、秘密裏に自己の利益確保を図る能力。
権力闘争と裏切りにしか役立たない外れスキルと思われがちだが、
無謀なマスターの操縦やヘイト調節も可能。
自己保存:B
自身はまるで戦闘力がない代わりに、マスターが無事な限りは殆どの危機から逃れることができる。
つまり、本人は全然戦わない。
【宝具】
『白糸染言(きしん、ひとをまどわす)』
ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:1~3 最大捕捉:1人
鬼神や巫女の言葉を信じ、主君に国政を誤らせた逸話が宝具化したもの。
キャスターが対象と1対1で会話するとき、その言葉に鬼神の魔力が宿り、強力な洗脳効果を帯びる。
荒唐無稽な話であろうと、それが対象の持っている情報と矛盾しない限り、信じこませることが可能。
ただし、一度に1人までしか洗脳できず、他の者を洗脳すると以前の洗脳は解除される。
【解説】
三国時代、蜀に仕えた宦官。
主君・劉禅に寵愛され、政権の中枢を握り専横を為した悪臣。
諸葛亮の死後(演義では生前)に劉禅に気に入られ引き立てられた。
やがて主戦派の陳祗が劉禅に取り行って政権の中枢を握ると、黄皓はその配下として活躍。
しかし陳祗の没後は主戦派から非戦派へと寝返り、主戦派として漢中で軍を率いる姜維と対立した。
黄皓は讒言によって他人を追い落とすなど専横を極める一方、
朝廷の家臣たちは互いに庇いあうばかりで、蜀の政治は乱れていった。
呉の使者たちもこの内情を把握しており「朝政でも正言を聞く事が出来ない」「政令が権威を持っていない」などと非難されている。
やがて魏が蜀討伐の準備をはじめると、これを察知した姜維は援軍を朝廷に要請するが、
黄皓は鬼神や巫女の予言を信じてこれを握りつぶし、劉禅にも取り上げないように伝えた。
このため、家臣たちは国家の危機的状況を何も知らなかったという。
(ただし、握りつぶした割には劉禅に言上するのは奇妙であり、家臣たちの合意を得て援軍要請を無視したのだとも言う)
結果、魏への対応が遅れに遅れ、蜀は滅亡の憂き目を見ることとなった。
蜀を滅ぼした魏の名将・鄧艾は黄皓を処刑しようと考えていたが、黄皓は多額の賄賂によって難を逃れた。
演義では後に司馬昭によって斬刑に処されているが、正史では、その後いかなる余生を送ったかは杳としてしれない。
戦闘力は皆無。
シャーマニズムの効果はパルプンテでアテにならず、奸臣の讒言スキルや宝具の洗脳を用いてマスターに仇なす可能性もある。
とはいえ、尖った強みはあり、絶対に優勝が狙えない、というわけではない。
最終更新:2016年06月20日 20:55