【元ネタ】
アーサー王伝説、ウェールズ伝承
【CLASS】バーサーカー
【マスター】
【真名】リタ・ガウル
【性別】男性
【身長・体重】622cm・3900kg
【属性】中立・中庸
【ステータス】筋力B+ 耐久A 敏捷C 魔力E 幸運D 宝具D
【クラス別スキル】
狂化:E
通常時は狂化の恩恵を受けない。その代わり、正常な思考力を保つ。
ダメージを負う毎に幸運判定を行い、失敗すると全身が赤く染まり
魔力と幸運を除くステータスが上昇、暴走する。
【保有スキル】
怪力:EX(C)
一時的に筋力を増幅させる。魔物、魔獣のみが持つ攻撃特性。
使用する事で筋力をワンランク向上させる。宝具により無限の持続時間を持つが、
使用時間が長くなるほど被ダメージ時に正気を失う確率が増大してしまう。
道具作成:C
魔術的な道具を作成する技能。
感染呪術的な護符の作成を得手とする。
専科百般:A
宝具を通じて得ている、生前に打ち負かした諸王のスキル。
戦術、学術、話術、天文、扇動、その他総数16種類に及ぶ専業スキルについて、
Bランク以上の習熟度を発揮する。
【宝具】
『収奪するは王権の威(フリュウ・イ・バルハイ)』
ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人
数多くの王から奪った髭で作られた、帽子と外套のセット。
諸王の力そのものを纏わせると共に、
その上に立つ“怪物”の特性を強化する。
【Weapon】
鉄で補強した大棍棒
【解説】
巨人リタ、リトー、赤い巨人、イット・ガウル。
スノードンのエレリでアルトゥールス(アーサー、アルスル)王と戦ったとされる巨人。
後に聖ミカエル山の巨人と戦うまで、王はリタほど強大な敵には出会わなかったという。
エルギング王エルブの息子ネニオウとぺイビオウは、家畜と牧畜地を巡り激しく争っていた。
北ウェールズ一帯を支配するリタはその噂を聞いて、二人の傲慢さを戒める為と称して
軍を送って兄弟を降伏させるとその髭を剃り落とし、それで自分の帽子を作って被った。
その後、26人の王が攻め寄せて来たが彼はこれも易々と負かし、その髭でマントを仕立てた。
次には隣国の王達が結託して攻めたがこれも敗れ、彼らの髭はマントの裾飾りとなった。
こうして、リタの王国の周りには髭の生えた王が一人もいなくなってしまったのである。
そんな時、南方に若い王アルスルがいると聞いたリタは、降伏して髭を差し出すように言った。
傲慢を戒める為と始めた筈が、いつの間にか自らが傲慢極まる王となっていたリタに対して
アルスルは「自分の髭は生え始めたばかり、それよりもっと良い髭がある」と軍を起こした。
リタは敗れ、自らの「もっと良い髭」を落してマントを整え、以後アルスルに服従したという。
ウェールズでは今も冬の夜に積もった雪を「リタの髭のように積もった」とする表現が残る。
ブルッフ・イ・グロイスの丘の頂上で二人は戦い、リタが討ち取られたとも。
二人がお互いの髭をむしりながら転げ落ちて行った斜面は『髭の斜面』と呼ばれ、
麓まで落ちた所でリタはアルスルの短剣カルンウェナンに刺され命を落とした。
最終更新:2016年10月08日 21:00