【元ネタ】ローマ神話
【CLASS】ライダー
【マスター】
【真名】フローラ
【性別】女性
【身長・体重】154cm・38kg
【属性】混沌・善
【ステータス】筋力D 耐久B 敏捷C 魔力A+ 幸運A+ 宝具B
【クラス別スキル】
対魔力:B
魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。
騎乗:A
幻獣・神獣ランクを除く全ての獣、乗り物を自在に操れる。騎乗の才能。
ちなみに彼女は本来の使い途とはかけ離れた“騎乗行為”にこのスキルを応用するらしい。
【固有スキル】
黄金律:A
人生において金銭がどれほどついて回るかの宿命。
Aランクでは大富豪として一生金には困らないほどの金ピカぶりと言える。
フェロモン:A++
生まれながらに異性を虜にする色気。
周囲に男性を引き寄せるが、その反面、問題事や暴力を招きやすい。
A++ともなれば、傾国の美女を名乗るに不足ないほどである。
神性:B(A+)
本来ならば最大の神霊適性を持つのだが、娼婦に身をやつしているためランクダウン。
人間観察:C
人々を観察し、理解する技術。本能のエキスパート。
娼婦として積んだ対人経験に磨かれた、人の本質を見抜く才覚を示す。
【宝具】
『花の目覚め(アウェイキング・メイクイン)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:一人
ファヴォニウスに与えられた開花を司る権能が宝具に落とし込まれたもの。
相手の本質を花の形に具象する。
その花は人の精髄の結晶でありDランク宝具として扱われる。
固有結界の結晶化に現象としては似ており、花の能力は完全に使用対象に依存する。
アドニス、ヒアキントス、ナルキッソスといった美童を神々の願いによって花に変えた逸話の再解釈。
『淫らに豊か春の歓楽(スプリング・グレートゲーム)』
ランク:B+ 種別:対軍宝具 レンジ:2~30 最大捕捉:300人
らんちき騒ぎの体現。春の陽気さを形にしたような歓楽の行進。それによる異界形成。
あまりの放埒さに一度は禁令さえ受けたフローラの祭り(フロラリア)が宝具に昇華されたもの。
大歓楽に取り込まれた者はイドを満開の花(Dランク宝具)に変えられ、歓楽を彩る花の一つとなる。
精神耐性スキルを持たないならば英霊も対象。
大勢の花(ちから)を束ねたならば、“春の訪れ”に等しい奇跡を起こし得るとされる。
【Weapon】
『春の山車』
フローラ祭で実際に用いられた出し物、またはティエポロの描出した戦車に由来する。
移動神殿としての機能を持つ。
【解説】
ローマ神話の花の女神。
ゼピュロスの妻となったクロリスのラテン語名とされる、淫靡で知られたフロラリア祭の主宰神。
出自を
ギリシャ神話に明らかにされる女神だが、娼婦を起源に持つとも言われた。
“フローラは高級娼婦である。売春によって巨万の富を築いたがローマ市民に対してその遺産を残した。
遺言に従い、遺産を用いて催されたのが娼婦の祭典フロラリアである。
元老院が風紀の乱れを憂うと、(民衆は)フローラは花の女神であり慰めねばならぬと主張した。
オヴィディウスはクロリスと彼女を関連付けた。
だが一切は虚偽である。フローラは娼婦にすぎない。”
ラクタンティウスが『神聖教理』に主張し、
ボッカチオが『著名婦人列伝』に受け継いだこの説は、事実無根ながら一部歴史的に正しい。
元々フローラはサビニ人の神であり、マルス神誕生の神話にも登場する正統なイタリアの神である。
彼女が元ニンフだという見解はギリシャの神とローマの神に対応関係を求めた結果なのだ。
神格化された娼婦、という同様の逸話を与えられたアッカ・ラレンティアとは一部混同される。
とはいえフローラが娼婦の女神であり、ポンペイウスの恋人に同名の娼婦がいたように
娼婦の典型的な名前だったのは確かである。
女神の殻を被ったフローラの巫女(神聖娼婦)……とみせかけて本人。
ものすごくお祭り好き。
最終更新:2016年10月08日 21:31