劉裕

【元ネタ】史実
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】劉裕
【性別】男性
【身長・体重】186cm・80kg
【属性】秩序・悪
【ステータス】筋力B 耐久A 敏捷B 魔力E 幸運A 宝具A
【クラス別スキル】
対魔力:E
 魔術に対する守り。
 無効化は出来ず、ダメージ数値を多少削減する。
 儒教理想の破壊者であるため、セイバー相応の対魔力は保有できない

騎乗:A
 幻獣・神獣ランクを除く全ての獣、乗り物を自在に操れる。

【固有スキル】
カリスマ:B
 軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。
 カリスマは稀有な才能で、一国の王としてはBランクで十分と言える。

直感:A
 戦闘時に常に自身にとって最適な展開を“感じ取る”能力。
 研ぎ澄まされた第六感はもはや未来予知に近い。視覚・聴覚に干渉する妨害を半減させる。
 “軍略に依らない”と言っていい劉裕の用兵は、彼のカリスマの影響下にない者には不可解に映ることだろう。

扇動:C
 大衆・市民を導く言葉と身振り。
 個人に対して使用した場合には、ある種の精神攻撃として働く。

戦闘続行:A+
 戦闘から離脱する能力。
 また、例え仲間が全員死んでも自分だけは敵を殺して生き残る能力。

【宝具】
『儒教世界にとって涙すべき禅譲の儀(ぜんじょう、おうさつにひとしい)』
ランク:A(EX) 種別:対人、対英雄宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
 禅譲の不文律を破り、旧皇族を皆殺しにする“流れ”の形成に因む宝具。
 撃破した陣営のマスターや、その協力者などを皆殺しにすることで、劉裕の全ステータスを上昇させる。
 現地である中華本土で召喚された際には禅譲の“理想破壊”を象徴する対英雄宝具としても機能し、
 南北朝以前のほぼすべての中華英雄(特に儒教倫理の理想に則る英雄や君主)の業績由来の能力の
 一切合切を封殺する極めて強力な宝具となっていたことだろう。

【Weapon】
『無銘・剣』

【解説】
 南朝の宋の初代皇帝。廟号は高祖、諡号は武帝。字は徳與。
 もとは東晋の下級官吏であり、極貧から口減らしのために父に殺されかけたこともあったという。
 成長すると博打好きの無頼漢としての青年時代を過ごし、北府の軍人として孫恩の乱の鎮圧にて頭角を現す。
 反乱鎮圧後は西府軍を率いる桓玄が東晋から簒奪を行い、皇帝として名乗りを上げた。
 そこに劉裕は「戦なんて博打と同じ」と圧倒的兵力差も鑑みず挑み、奇襲と扇動などを駆使してこれを破り、桓玄も討つ。
 東晋復興後は功臣として扱われ、宰相の地位を獲得し、そこから北伐に代表される軍事的成功によってさらに相国・宋王に出世。
 その後とうとう東晋の皇帝を殺して傀儡を立て、その傀儡皇帝から禅譲を受けて皇帝に即位し宋を建国。
 禅譲を受けた旧皇族は封地を与えて生かすという伝統は守らず、その皇帝と皇族をもほぼ全員暗殺した。
 武の人としてだけでなく土断法を確立するなど分の方面でも功績大だが、
 実権を握るまでの過程で粛清によって多くの血を流してきた彼は、晩年にはかつての仲間の多くも手にかけ、
 皇帝となってから短期間で、燃え尽きるように孤独な最期を迎えた。玉座にじっくり腰を据えた期間は、わずか二年。
 元貧民という自覚を常に持っており、私生活では吝嗇を極めた振る舞いをしていたらしく、また文盲と言っていいほど無学であったことは非常に有名。

 劉裕が作り出した禅譲の流れはその後多くの帝国へと引き継がれ、多くの血が流されることとなる。
 この宋帝国の最後の皇帝も、亡国の際には「生まれ変わっても皇族だけにはなりたくない」と述べている
 (その後彼は、南斉を建国する蕭道成によってしっかり殺されている)

 キャライメージは銀河英雄伝説のブルース・アッシュビー。
 用兵法、私生活は兎も角として、人格自体は似ていると思う。
最終更新:2016年10月08日 21:59