オットー三世

【元ネタ】史実
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】オットー三世
【性別】男性
【身長・体重】480cm・1453kg(どちらも鎧込み)
【属性】混沌・中庸
【ステータス】筋力A+ 耐久EX 敏捷E 魔力D 幸運E 宝具A
【クラス別スキル】
陣地作成:-
 私(ローマ)に陣地など不要。
 なぜなら私(ローマ)が陣地だからだ。

道具作成(偽):A
 このスキルも本来は保有していない。
 だが、機関の能力の副次効果によってコンクリートで形成された、
 “国民”となる自動人形(オートマタ)を作成できる。

【固有スキル】
支援魔術:A
 占星術、数秘術、使い魔行使、洗礼詠唱といった魔術の、ごく一部を限定的に行使可能。
 “魔術教皇”シルウェステル二世による支援行為。
 自動人形の制御・運用も、このスキルによって自動で行われる。

機関の鎧:EX
 ローマンコンクリート製の全身鎧を常に身に纏う。
 筋力と耐久力をランクアップさせると同時に、
 偉大なるローマ帝国の皇帝機関がもたらすブースト機能によって耐久力にさらなる補正が与えられる。

【宝具】
『神権復古の混凝土革命(カエメンティキウム・レヴォルティオ)』
ランク:A++ 種別:対国宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
 神政国家・古代ローマ帝国に対する信奉が生んだ固有結界であり、
 一国そのものに匹敵する規模の神秘を凝縮したローマンコンクリート製の武骨にして壮麗な鎧。
 この鎧の内外は文字通り「国そのもの」であり、皇帝であるキャスターを機関として滞りなく国家運営が成される。
 この堅固な国(よろい)の破壊には対城宝具ですら威力不足であり、対国級の蹂躙力が最低限必要となる。

【Weapon】
『“国民”』
 ローマンコンクリートで形成された自動人形(オートマタ)。
 仕組みとしては数秘術を応用したゴーレムに類似する。
 コマンドは支援魔術によって入力されるため、展開にも操作にもキャスター自身の魔力消費はほとんどない。

【解説】
 ザクセン朝神聖ローマ帝国第四代皇帝(戴冠した皇帝としては三人目)。
 三歳で父を亡くして即位し、さらに帝位が不安定であったために摂政として国の舵取りを担っていた
 母テオファノも十一歳のころに死去。
 祖母アーデルハイトの摂政就任を経て十四歳で親政を開始し、古代ローマ帝国の復興を目的とした壮大な政策へと乗り出す。
 彼のローマへの渇望は、少年時代にヒルデスハイムのベルンヴァルト、ヨハネス・フィラガソスという二人の聖職者を
 家庭教師として抱えたために芽生え、その知識を四か国語を同時に学ぶことで膨らんでいく。
 親政を開始したオットーは、やはり父や祖父が成したイタリア遠征に乗り出し、ローマへの入城を果たす。
 ローマ入城を果たしたオットーにとって、ローマの現状に少なからず衝撃を受けたことは想像に難くはない。
 その後、当地でクレスケンティウス二世による反乱が起きるも、それを鎮圧した末にクラスケンティウスも殺害。
 オットーはさらにパラティーノの丘に古代ローマ式の宮殿を築いて、東ローマ式の儀礼も一部取り入れるなどし、
 政権のブレーンの一人であったオーリヤックのジェルベールをラヴェンナ大司教の地位に就かせた。
 クラスケンティウスの叛乱などにも起因するゴタゴタで、教皇グレゴリウス五世が死去したために、
 ごり押しに近い形でジェルベールを、シルウェステル二世としてローマ教皇の座に据えた。
 自身をコンスタンティノス一世、ジェルベールをシルウェステル一世に例えるなど陶酔ぶりが窺える。
 その後もオットーはイタリアに居座り続けたが、ラヴェンナの湿地でマラリアに罹り、二十一歳という若さで死去した。

 バベッジを参考にして作ったオットー三世。昔作ったエリザ元ネタの煬帝並みにふざけた。
 本人の妄想込み込みのローマ帝国のコンクリート鎧をまとった神聖ローマ皇帝。
 一応ちゃんとしたキャスターにもなれることはなれるが、彼は至って真面目にコンクリートを身に纏う。
 外見イメージはピーカ(ONE PIECE)の中にキュンメル男爵(銀英伝)が入っている感じ(中の人は同じ)。
 ちなみに身長は西ローマ帝国、体重は東ローマ帝国の滅亡年。意外と軽い。
最終更新:2016年10月08日 22:25