【元ネタ】史実
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】子産
【性別】男性
【身長・体重】180cm・80kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力E 耐久E 敏捷C 魔力B 幸運C 宝具B
【クラス別スキル】
陣地作成:B
魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
“工房”の形成が可能。
道具作成:E
魔術的な道具を作成する技能。
祭祀道具を作成できる程度の技能。
【固有スキル】
仁愛:A
でき得る限り平和的な解決を望む乱世にあっては得難い有徳者。
戦闘関連の事項に用いない限り、任意のステータスをワンランクアップさせる。
カリスマ(偽):B
仁者の徳が成せる人望。
指揮の才でも威圧でもなく、人々を労りともに歩む善政の名手の技能。
スキル“仁愛”との兼ね合いをすることでワンランクアップ。
星の開拓者:A
人類史においてターニングポイントになった英雄に与えられる特殊スキル。
あらゆる難航、難行が“不可能なまま”“実現可能な出来事”になる。
【宝具】
『参辟に焼べよ汝の罪(コード・オブ・シエジー)』
ランク:B 種別:対罪宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1人
中国史における史上初の成文法「参辟」が刻まれた青銅の鼎に、
法を司る祥獣「獬豸」の逸話を宝具としてコンバートしたもの。
対象の罪をこの鼎の中に吸収して凝縮し、聖獣ランクの幻想種「獬豸」を召喚(形成)する。
多くの屍の山を築いた英雄や悪人を相手にした場合、非常に強大な獬豸を召喚できるが、
無辜の民に対して獬豸が、攻撃を仕掛けることは有り得ない。
【Weapon】
『獬冠』
古代中国における法務官用の冠。
この冠には獬豸の装飾が施されている。
『獬豸』
中国で広く信仰されている祥獣。
人々が争うと落ち度がある方の人間を、頭部の一角で以て突き殺して喰らう。
獬豸の角を折った者もまた死に至るという。
正義感の強い性格ゆえに早くから神聖視され、その信仰は台湾や朝鮮半島にも及ぶ。
西洋のユニコーンとの類似点が観られるほか、日本の狛犬と起源ともされている。
『参辟』
鼎に刻まれている、現在では内容が消失した史上最古の成文法。
これ自体が書なき文字のみの
魔道書に等しく、また魔力炉心としての能力も有しており、
子産が負う魔力負担を大幅に軽減している。
なお、子産以外にこの文章は解読できず、詠唱の際にも何故かマスター等には聞き取れないようフィルターが掛かる
【解説】
春秋時代の鄭の宰相。子産は字で、公孫僑、子美、公孫成子とも言われる。
小国・鄭の公族の分家一族に生まれ、宰相としてこの小国をうまく支えた。
また史上初の成文法を成立させたことでも知られるが、
彼の生まれた時代の中国では法律は徳治よりも格段に軽視されており、
大国・晋の重臣、叔向からは「あなたの生きてるうちはいいが死んだあとはどうするのだ」と批判を受けている。
この批判は儒教、或いは老荘観点から法で縛ることで人々は自分のことしか考えなくなったり
法の網目を潜ることばかりを考えたりすることを指摘したもので、
当時の価値観としては叔向の批判のほうが正鵠を射ていると言えた。
だが結果として鄭は子産が宰相を務める二十一年間、国家秩序は法によって保たれ、
国力も増強して楚や晋の圧迫にも屈することはなかった。
孔子が最も尊敬した政治家でもあり、法家の源流であるともされている。
最終更新:2016年10月08日 22:29