ウィリアム・バックランド

【元ネタ】史実
【CLASS】キャスター
【真名】ウィリアム・バックランド
【性別】男
【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力E 耐久E 敏捷E 魔力C 幸運C 宝具A
【クラス別スキル】
 道具作成:C+
  魔術的な道具を作成する技能。…とは言うが、キャスターの場合作成ではなく発掘。
  宝具展開に必要な化石を発掘することができる。

 陣地作成:-(C)
  魔術師ではないので自らに有利な陣地は形成できない…のだが、
  宝具展開をもって化石の集積する洞窟を登場させ、"工房"として利用できる。
  この洞窟にキャスターが布陣する間、スキル「道具作成」のランクを徐々に上昇させる。

【固有スキル】
 魔術:-
  キャスターは本来魔術的素養をもたない。
  宝具をもって神秘を「再現」することが、キャスターに可能な魔術のすべてである。

 信仰の加護:D
  一つの宗教観に殉じた者のみが持つスキル。
  加護とはいうが、最高存在からの恩恵はない。
  あるのは信心から生まれる、自己の精神・肉体の絶対性のみである。
  自らの科学的思考を聖書記述の証明のために費やしたキャスターの持つ信仰心。
  霊格の低さもありさほどの効果は期待できないが、精神の硬直化も抑えられている。

【宝具】
『かつてここに竜ありて(メガロサウルス)』
 ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:100
  キャスターが生前その一部を発見し、恐竜研究史の始まりに名を遺した肉食生物の召喚。
  完全な形での発見が行われないまま最初期の研究において数多の肉食恐竜の化石と混同され続けた結果、
  一切の生態が確定せず、かつてそうであった真実から遠ざかった未知の竜種として誕生する。
  数個の化石を消費してキャスターがメガロサウルスの姿を定義するたびに、未知の竜種が誕生する。
  この個体はそれぞれが「単独行動:C」「無辜の怪物:C」を持ち、独自に無作為の対象を襲撃する。時として群体での襲撃も行う。
  この無作為選択にはキャスターとそのマスターも含まれることには注意すべし。

『かつてここに罪ありて(リリクゥイー・ディルヴィネ)』
 ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:50~99 最大捕捉:1000
  キャスターが多種多様な動物の骨が集積した洞窟をノアの洪水の結果として主張した著書。
  展開と同時に大規模な洪水を発生させ、その被害を受けた生物の遺体をすべて化石に変更し、
  一か所に集積する。集積地点をキャスターはCランク相当の陣地として利用できる。
  ノアの洪水の部分的な再現という極めて大規模な魔術攻撃であるが、裁きの洪水という性質上
  アラインメント「悪」に該当する存在をキャスターが一定数確認できていなければ展開できない。
  また、この宝具の効果で誕生する化石は当然ながら恐竜の化石ではないが、
  もう一つの宝具の性質により元の材質はさほどの意味を持たない(キャスターがそれを恐竜として定義できるかは別問題である)

【解説】
19世紀イギリスで活躍した聖職者にして地質学者、古生物学者。
未知の生物の化石を入手し、博物学者ジョルジュ・キュヴィエの協力の元これが大型の爬虫類のものであると判断、
発見した断片的な化石群を発表、「大きな竜=メガロサウルス」と命名し、人類史上初めて恐竜を一つの生物種として発見した人物。
最もあまりにもその発見が早期だったがゆえに未発達だった恐竜研究の悪影響を受け、メガロサウルスそのものは
現代にも残る謎の生物と化してしまったことは宝具欄に記述した通り。
また、当人は自然科学と聖書の記述の調和を目指しており、
1821年に多種の哺乳類と鳥類の骨が発見されたカークデール洞窟(史実においてここから恐竜は発見されていない)の研究の末、
「ノアの洪水によってこの洞窟に運ばれた遺体を、洞窟に住むハイエナが捕食し中に骨を集めたものだ」という仮説を提示して評判を得ている。

恐竜が鯖は無理だろう、では宝具ならどうか、という思考の元作ってみた。
いったん悪いやつを見つけると無差別殺戮宝具展開→リソース貯めて無差別襲撃宝具連発という
お前が一番畜生じゃないか、な一掃戦略をとる鯖。宝具が全くマスター(本人も)の安全を考慮していないので
ハズレっぷりはかなりのものと言えるだろう。
最終更新:2016年10月08日 22:35