【元ネタ】史実
【CLASS】バーサーカー
【マスター】
【真名】ヒュー・グラス
【性別】男性
【身長・体重】183cm・97kg
【属性】中立・狂
【ステータス】筋力C+ 耐久C+ 敏捷E+ 魔力E+ 幸運E+ 宝具C
【クラス別スキル】
狂化:A
パラメーターをランクアップさせるが、理性の大半を奪われる。
熊の獣性を取り込んでいるため、より野性的なサーヴァントとなっている。
【固有スキル】
戦闘続行:A+
死に瀕する状況においても、生きようとする
生存本能。
瀕死の傷でも生き延びることを可能とし、敗戦において自軍領地まで生きて辿り着くことができる。
怪力:B
一時的に筋力を増幅させる。魔物、魔獣のみが持つ攻撃特性。
使用する事で筋力をワンランク向上させる。持続時間は“怪力”のランクによる。
宝具『厳冬踏破す怨禍の熊皮』によって獲得している。
狩猟:C
狩人としての技能。
獣と相対する際に有利な補正を得る“
獣殺し”スキルの他、猟用の罠作成・設置などの技能を兼ねる。
ただし現在はクラス能力により狂化している為、能力を発揮できない。
【宝具】
『厳冬踏破す怨禍の熊皮(レヴェナント・イン・ザ・ベアレザー)』
ランク:C 種別:対人(自身)宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
ヒュー・グラスが射殺した熊の獣性を宿す毛皮。
肉体と一体化しているこの毛皮はグラスが宿す自身を見捨てた者への復讐の念によって、
グラスに獣性を与える能力を獲得している。
凶暴極まる熊の獣性を得たグラスは魔獣相当の危険性を有し、その制御は困難を極める。
【解説】
西部開拓時代の罠猟師、冒険家。
アイルランドからの移民で、その前半生はよく分かっていないものの、
海賊や先住民の奴隷となるなど波乱を極めたとされ、歴史の表舞台に姿を現したのは1821年。
その翌年にW・H・アシュレー将軍の仕事を受け、北米西部で大規模な罠猟遠征を慣行。
探検隊の一員として参加したグラスは、先住民の襲撃を受けて足を負傷。
隊は先住民のさらなる襲撃を避けて、二手に分かれることとなるが、
グラスは合流までの過程で運悪く子連れの熊に出くわし重傷を負う。
隊長のアシュレーはグラスの死を見届けて埋葬をするよう有志を募り、
J・ブリッジャーとT・フィッツパトリックの若者二人が引き受けるが、
二人は任を放り出してグラスの荷物を奪い、死んだことにして隊に合流した。
ところがグラスは死んでおらず、折れた脚に添え木をし、熊の皮を体に巻き付けて体力回復を待った。
ある程度回復すると筏を拵えて川を下り、道中は草の根や野牛の生肉を喰らって飢えを凌ぐ。
友好的な先住民と出会った際に熊皮を化膿した傷口に縫い付けてもらい、
武器と食料も貰い、320㎞先のフォート・カイオワまでの道のりを六週間掛けて進んだ。
生還後は傷と体力が治るのを待ち、ブリッジャーとフィッツパトリックへの復讐を胸に再び冒険に出るが、
少なくとも史実に於いてはこの復讐は果たせなかったようである。
だがこの逞しい逸話は米国で大変な人気を誇り、数多くの小説や劇・映画などで取り上げられている。
最終更新:2016年10月08日 22:36