ガーストン

【元ネタ】モーディフォードの龍
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】ガーストン
【性別】男性
【身長・体重】176cm・68kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力A 耐久A 敏捷B 魔力D 幸運C 宝具C
【クラス別スキル】
対魔力:B
 魔術に対する抵抗力。一定ランクまでの魔術は無効化し、それ以上のランクのものは効果を削減する。
 Bランクでは、魔術詠唱が三節以下のものを無効化する。大魔術・儀礼呪法などを以ってしても、傷つけるのは難しい。

騎乗:D+
 騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み程度に乗りこなせる。
 セイバーは特に、一般人では扱えない宝具の操縦に特化している。

【固有スキル】
竜殺し:B
 死闘の末竜を打ち倒したという伝承を反映したもの。
 「竜」の属性を持つ者と対峙する際、自身の筋力・耐久を1ランク上昇させる。

感傷:B
 物事に対する感じやすさ。敵味方問わず相手に対して同情心を抱きやすくなる。
 同ランク以下の「対魔力」による精神干渉への抵抗力が喪失するデメリットスキル。
 また伝承の影響により、竜そのものと対峙した際に確率で戦闘の続行が困難になる。

気配察知:D
 敵の気配を察知する才能。
 Dランクであれば、半径数メートル以内の生命体の位置を捕捉可能。

【宝具】
『針千本の機甲樽(バーレル・オブ・ポーキュパイン)』
ランク:C 種別:対軍宝具 レンジ:0~70 最大捕捉:1~50
 セイバーにまつわる伝承の一つである、竜を八つ裂きにした釘に覆われた樽を元とした機体。
 セイバーが乗り込むことで浮遊し、「竜」属性特効を持つ大量の剣や槍を射出して対象を攻撃する。
 この宝具から一度射出された得物は自律的に空中を移動し、切っ先を対象に向けて追尾し続ける。

【Weapon】
『無銘・剣』
『無銘・槍』
 セイバーが竜退治に使用した剣及び槍。宝具『針千本の機甲樽』からも発射する。
 セイバーは宝具を使わずとも、竜クラスの相手に十分拮抗する戦闘能力を持つ。

【解説】
 イギリス、ヘレフォードシャーの州都ヘレフォードに近接する村モーディフォード内の伝承における「勇者」。
 ガーストンという名は同村の名家の姓ないし農民の名とされているが、いずれも森の中で竜を退治している。
 前者は剣や槍を駆使して死闘の末に、後者は竜の通り道に沢山の釘を突き出させた樽を置き、その中に隠れてこれを襲わせて竜を倒した。

 モーディフォードの竜に関する話は僕鯖のモードの項にて詳述されているが、簡潔に示すと以下の通り。

 モーディフォード村に住む少女モードはある日、森の中で緑の鱗と翼を持つ小さな生き物を見つけた。
 彼女はこれを持ち帰るがそれは竜だと分かり、両親は飼うことに猛反対した。
 モードは隠れて竜を育てるのだが、成長するにしたがって彼女の与える餌では空腹を満たせなくなった。
 ついに竜は村の家畜を襲いだした。農民は反撃するもなすすべなくこれに敗れ竜の餌食となってしまう。
 自らを襲う人間に対して竜は決して懐くことはなかったが、育ての親にして友人であるモードだけは例外であった。

 絶え間ない竜の襲撃に村民は疲弊し、村落は滅亡の危機に瀕した。ここで立ち上がったのがガーストンである。
 上述の通りの手法で彼は竜を退治することに成功するが、とどめを刺した瞬間にどこからか石が飛んできた。
 その石を投げた主は他でもない、竜の唯一無二の友人であり育ての親であったモードである。
 半狂乱で飛び出してきた彼女は、流れ出る竜の血を厭うことなく瀕死の竜に縋り付いて泣き崩れた。

 自分は確かに、村を襲った竜を倒したはずだった。村を救ったはずなのだ。
 しかし、目の前にはその竜に寄り添い、慟哭をあげている村の娘がいる。
 目が合ったその時、彼女はまるで肉親を殺した仇に向けるような怨嗟の籠った、血に塗れた瞳を向けていた。
 おかしい。おかしい。自分は本当に、正しいことをしたのだろうか。
 彼は悄然とした面持ちで森を去り、『悪魔』を倒した『英雄』を待つ、歓喜に満ち溢れた故郷の村へと戻っていった。

【コメント】
 「トラウマで竜が殺せなくなったドラゴンスレイヤー」というコンセプト。
 とことん対竜特化している性能の割には確率で戦意を喪失してしまうので竜相手では五分五分どころか不利。
 たった一人で竜と互角に渡り合ったどころか打ち負かしてるので基本スペック自体は高めに設定。
 ただしもう一度モードとその竜と対峙すれば絶対に負ける。そこら辺の石を投げつけられただけで精神的に死ぬ。
 ……だが竜の属性を持つ「人」に対しては圧倒的アドバンテージがあるのでアルトリア絶対殺すマンにはなりうる。

 これで6柱は揃った。あとはランサー作れば自鯖だけで聖杯戦争ができそうだ……
最終更新:2016年10月08日 22:39