アッピウス・クラウディウス・カエクス

【元ネタ】史実
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】アッピウス・クラウディウス・カエクス
【性別】男性
【身長・体重】170cm・66kg
【属性】中立・善
【ステータス】筋力E++ 耐久A++ 敏捷E++ 魔力B 幸運A 宝具B++
【クラス別スキル】
陣地作成:-
 サーヴァントとして現界したキャスターは自分自身が陣地となっているので、
 新たに陣地を形成することは不可能。

道具作成:A‐
 道具の作成はできないが、自身という陣地の整備が可能。

【固有スキル】
順風耳:C
 聴力の良さ。遠方の情報の収集、危機察知能力の向上。
 盲目由来ではなく宝具由来、「インフラの父」としてのスキル。

無辜の怪物:D
 盲目(カエクス)。
 盲目であったのは晩年だけなのに、神の呪いによってずっと盲目であったように思われている。
 神のではなく“後世の”呪い。
 容姿が晩年の状態になり、視力も完全に失われる。
 ちなみに、この装備(スキル)は外せない。

魔力防御(水):B
 魔力放出と同タイプのスキルで、魔力をそのまま防御力に変換する。
 自身の体内に展開される宝具『水都はここに集約せり』の恩恵の一端で、
 魔力を宿した水を体内のいたるところから放出纏衣し、耐久力を向上させる。

【宝具】
『女王は神都に繋がる(ヴィア・アッピア)』
ランク:B++ 種別:対人(自身)宝具 最大捕捉:-
 街道の女王とまで讃えられた最も有名なローマ街道。
 敷設からローマとともに多くの歴史を目の当たりにしてきた街道は、
 魅了能力や、ダメージを負った際に敵対者の魔力を徴収ドレインして自己修復する機能も備えている。
 一方で“街道自体の”防御能力の向上自体は普通の鎧相当の数値しか期待できない。

『水都はここに集約せり(アックア・アッピア)』
ランク:B+ 種別:対人(自身)宝具 最大捕捉:-
 同じくアッピウスが建設したアッピウス水道。
 『女王は神都に繋がる』の中に彼の功績としてコンバートされており、
 街道の機能の活性化と魔力防御のブーストなどに転用される。

【解説】
 共和制ローマのクラウディウス氏族出身の政治家。
 多くのクラウディウス一族の御多分に漏れず、傲慢で利己的な性格であり、
 しばしば監察官としての立場を悪用していたが、解放奴隷の元老院進出を可能にするなど進歩的な人物であった。
 それ以上に有名なのは“インフラの父”としての逸話であり、アッピア水道の建設やアッピア街道の敷設など、大規模な事業も成功させている。
 老齢となり、視力を失ってもその強権的な性格は健在であり、エペイロスのピュロスとの戦争でローマ、エペイロス両者ともに
 多大な損害を出し、ピュロス自身もローマに和平を提案し、議会の方でもその和平を受け入れようとした時、
 すでに引退して久しい、先述のとおり老いさらばえたアッピウスが現れて熱弁をふるい、
 結果ローマは和平を飲まずに抗戦を続行。ピュロス軍をイタリアから撤兵せしめることに成功した。
 盲目となった理由は明らかに老病によるものだが、彼が若かりし日にヘラクレスにまつわる祭儀を奴隷に行わせ、
 もともと祭儀を執り行っていた家を滅亡させたためにヘラクレスに呪われたためと言う説もあるが、
 あまりにタイムラグが長く、信用に足るソースとはなりえないだろう。
最終更新:2016年10月08日 22:47