ウェリントン

【元ネタ】史実
【CLASS】ライダー
【マスター】
【真名】アーサー・ウェルズリー(ウェリントン公)
【性別】男性
【身長・体重】178cm・70kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力C 耐久A 敏捷C 魔力C 幸運A 宝具B
【クラス別スキル】
対魔力:D
 一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
 魔力避けのアミュレット程度の対魔力。

騎乗:A
 幻獣・神獣ランクを除く全ての獣、乗り物を自在に操れる。

【固有スキル】
軍略:B
 一対一の戦闘ではなく、多人数を動員した戦場における戦術的直感力。
 自らの対軍宝具の行使や、逆に相手の対軍宝具に対処する場合に有利な補正が与えられる。

仕切り直し:A
 戦闘から離脱する能力。どんな状況でも戦況をターンの初期状態に戻す事が可能。
「偉大な将軍の資質は、後退が必要な時にその事実を認めて実行する勇気があることだ」とは本人の弁。

魔術:D
 フリーメイソン第494トリム・ロッジで身に着けた、見習い程度の魔術。
 父の魔術刻印は引き継いでおらず、家伝の音楽魔術は使用不可。

復古:A+
 一つの時代において、一時は変革された体制・秩序を過去の状態に引き戻した者が得るスキル。
 体制の変革者・破壊者に対する際、有利な補正が与えられる。

【宝具】
『忍耐、根性、汝に勝るものなし(コペンハーゲン)』
ランク:B+ 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
 英霊馬『コペンハーゲン』を召喚、騎乗する。
 英霊としてのコペンハーゲンは戦闘続行や自己回復スキルを備えており、
 致命傷を負っても死なず、最大で二日間の騎行に耐える聖獣となっている。
 その特性は、もう一つの宝具の運用において最大の力を発揮する。

『世界精神の落日(ミート・ユア・ウォータールー)』
ランク:A++ 種別:対軍宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000人
 ワーテルローの戦いで共に戦った連合軍を召喚する宝具。
 ナポレオンの敗北によりウォータールー(ワーテルロー)が惨敗を意味する言葉になった逸話から、
 召喚された軍勢は敵対者の死因・敗因を突く特攻能力を備えた状態で限界する。

 その一方で、ライダー自身が旅団・大隊ランクにまで直に命令を発していた逸話から、
 自立した思考を持たず、ライダーの指令がなければ行動することができないという欠点も存在する。
 何らかの通信手段を用いてもライダーの指示だと認識できないため、
 宝具の運用にはライダー自身が駆け回って指示を出さなければならない。

【Weapon】
『サーベル』
 ショーテルやシャムシールといった湾曲刀をモデルに作られたと言われる刀剣。
 反りの入った片刃の片手剣で、ナックルガードがついている。

【解説】
 イギリスの陸軍元帥にして政治家。ナポレオンをワーテルローの戦いで破った国民的英雄。
 鉄の公爵の異名をとるが、その由来に戦争は関係なく、
 首相在任中、政策に反対する暴徒によって家の窓が割られる事件が発生し、以後、窓を鉄のシャッターや格子で覆ったため。

 アーサーが頭角を表したのはインドに赴任してからである。
 彼自身は「イギリスの支配地域が増えればそれだけ危険も増える」と領土拡大に消極的だったが、
 兄リチャード・ウェルズリーの野心に引きずられる形で征服戦争に参加し、その将才で一躍英雄となった。
 一方で、イギリス軍全体の戦績は振るわなかったため征服戦争を主導していた兄リチャードは失脚。
 アーサーも兄の召還に付き従う形でイギリスに帰国した。

 ナポレオン戦争が始まると陸軍を率いてこれに対処。
 各戦線で周到な準備のもとに戦ったアーサーは、フランスの元帥をことごとく打ち破る。
 さらに復権したナポレオンの軍勢をワーテルローの戦いで破り、その名声を不朽のものとした。

 戦争終結後、アーサーはナポレオンを倒した英雄としての人望を背景に政治に本格的に参画。
 一時は首相にまで上り詰めるが政治感覚の鈍さから名声に見合う成果は挙げられなかった。
 また、統帥権が国王から議会に移ることを恐れ、あらゆる軍制改革を拒否したことは軍の弱体化を招き、
 後のクリミア戦争の敗退の原因ともなった。

 英国紳士の鑑であり、敗者に対しても寛容。謙虚にして誠実。
 軍務を愛しながら粗暴な兵隊たちを憎み、国と民を愛しながら自由を求める大衆を憎んだ人物。
 若いころは血気盛んで喧嘩っ早かったとか。
最終更新:2016年10月08日 22:56