【元ネタ】史実
【CLASS】アサシン
【マスター】オーランド・リーヴ
【真名】曹参
【性別】男性
【身長・体重】185cm・80kg
【属性】中立・悪
【ステータス】筋力C 耐久B 敏捷D 魔力D 幸運A 宝具C
【クラス別スキル】
気配遮断:D
サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。
アサシンではあるが、曹参が暗殺者として立ち振る舞うことは、不可能に近い。
【固有スキル】
完徳の心意:B
前任である蕭何の法を守り、違えることも新たに付け加えることもせず、
その法をひたすら遵守することに徹した精神。
精神面への干渉を無効化すると共に、概念攻撃のダメージを自身のHP数値の八割分削減する。
王佐の才:A
王器を持つ者を補佐する才能。
己に相応しい王者に仕えることで、互いの欠落を補完するスキル。
カリスマの影響下にある場合のみ、あらゆる判定に有利な補正が与えられる。
戦闘続行:C
瀕死の傷でも戦闘を可能とし、死の間際まで戦うことを止めない。
武官としての現役時は、数々の傷を負いながらも多くの戦場を渡り歩いた。
【宝具】
『不変之心得(われせんじんにとおくおよばず、ゆえにぜんれいたっとべり)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
あらゆる改革を打ち砕く硬鞭(打擲刑に用いる全く撓らない鞭)。
相手をこの鞭で打つことで、精神に萎縮を生じさせ、あらゆる冒険行為を拒むようになる。
一打ごとに精神の萎縮が加速し、相手を万事に消極的な反動主義者にまで落とし込める。
サーヴァントに使うよりも、敵マスターに用いることの方が有用な宝具。
【Weapon】
『無銘・短刀』
文官用の袖長な着物にも隠匿可能な武装。
曹参は矛なり盾なり武将としての装備を持ってきたかったとボヤいている。
【解説】
前漢時代に高祖・劉邦に仕えた功臣。
沛県時代は刑務所に属吏として務め、蕭何の副官的立ち位置の役人であった。
劉邦挙兵時には蕭何とともに付き従い、武官として各地を転戦、武功を挙げる。
劉邦が漢王となると将軍となり、斉王・韓信の副将を務め、
韓信栄転後は斉に封じられた劉肥に丞相として務め、賢人を用いて彼らの意見を聞き、
人心を安心させる黄老思想を主に用いて斉王をよく支え、賢相と評された。
恵帝の時代には蕭何に次いで相国に任命されるも、かつての賢明さをすべて破棄したかのように
酒に溺れる自堕落人となってしまう。
「嘗められている」と思い、プライドを傷つけられた恵帝は曹参を呼び寄せて詰問するも、
彼は恵帝に「陛下と高祖、客観的に見てどちらが優れておいででしょうか」と尋ねる。
恵帝が「私は高祖には及ばない」と返すと、「では前相国・蕭何と私では」と尋ね返す。
恵帝が「蕭何だろうな」と返すと、「その通りです。だから下手なことはしない方が賢明なのです」と答えたという。
曹参はその返答後に何事もなく帰された。
曹参の死後、漢帝国(前・後漢含む)における相国の地位は半ば永久欠番となり、
一部の例外を除き蕭何と曹参にしか与えられていない。
最終更新:2016年11月17日 17:42