ヴワディスワフ2世

【元ネタ】史実
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】ヴワディスワフ2世
【性別】男性
【身長・体重】178cm・70kg
【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力D 耐久A 敏捷C 魔力E 幸運B 宝具B
【クラス別スキル】
対魔力:B
 魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
 大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。
 聖女の加護に強化されている。

騎乗:C
 騎乗の才能。大抵の乗り物、動物なら人並み以上に乗りこなせるが、
 野獣ランクの獣は乗りこなせない。

【固有スキル】
十字軍の粉砕者:A
 教会の対異教概念の対象となった時、その補正を逆転させ一挙に優位に立つスキル。
 セイバーは異教徒征伐のためとして進軍してきた北方十字軍を、しかしキリスト教徒として撃退した。

蜥蜴の一刺し
 対人魔剣(?)。最大捕捉:1人。
 自分が攻撃される瞬間、敵に背後からの一撃を喰らわせる。
 敵の勢いを削ぎ致命的な隙も作る奇襲の異能。
 なぜこんな能力を持つのか彼自身も理解していないが、ともかく、幻影の竜の爪による一撃は強力である。

聖女の加護:B
 生前の妻である聖女ヤドヴィガの祝福により、HPを自動回復するスキル。
 マスターやサーヴァントの魔力には関係なく常時発動する。

【宝具】
『愛のごとく無敵なれ(ミエチャ・グリュンワルドズキェ)』
ランク:E~A 種別:対軍宝具 レンジ:1~40 最大捕捉:500人
 グルンヴァルトの戦いの直前にチュートン騎士団総長ウルリッヒ・フォン・ユンギンゲンより送られ、
 後にポーランド=リトアニア連合の象徴として半レガリア化した二振りの長剣。
 国家象徴でありながら豪奢さはないが、その分実用性に優れる。
 敵の全力攻撃をトリガーとしてのみ宝具能力を起動可能。
 今まで相手から受けてきたダメージの総計に等しい威力の一撃を送り返すカウンター宝具。
 攻撃反射能力はないため、相手の攻撃数値がこの宝具の威力――受ダメージ合計を上回る場合は押し負けてしまう。
 この宝具の真の力は、耐えぬいた末に発揮されるのである。
 宝具発動後、受ダメージ合計はリセットされる。

【Weapon】
『質素な双剣』
 本来は彼とヴィタウタスに「戦いを援助させていただく」という侮辱とともに送られた剣なのだが、
 セイバーはこれを彼自身と妻ヤドヴィガの象徴だと強固に主張している。
 夫婦剣グルンヴァルト。
 対してヴィタウタスは裏切られた目付きで答えている。

【解説】
 ヤギェウォ朝の開祖。リトアニア大公ヨガイラ、後のポーランド王ヴワディスワフ2世ヤギェウォ。
 リトアニア大公アルギルダスの子。叔父ケーストゥティスにクリコヴォでの敗戦に付け込まれたこともあったが、
 ドイツ騎士団との密約や従兄弟のヴィータウタスとの和解を経て、欧州最後の異教国・リトアニアを改宗。
 ポーランドとクレヴォ合同を成立させ、ついにはタンネンベルクでリトアニアの宿敵ドイツ騎士団を破る。
 後の共和国体制の祖であるが、リトアニアが実質的にポーランドに吸収される形の体制を作ったために
 近代のナショナリズムの高まりからリトアニア人からは嫌われているらしい。尊氏みたいな?

 「蜥蜴連合」とはドイツ騎士団によるポーランドへの暴力に反対して結成されたプロイセンの一団である。
 プロシア連合のように時代の流れではあったが、タンネンベルクでの大敗のスケープゴートとして槍玉に挙げられ、
 後の"背後の一突き"伝説にも影響を与えた組織でもあった。これにヨガイラのドラゴン騎士団への参入歴と、
 クラクフの竜伝承を加え、超解釈したのが「蜥蜴の一刺し」である。地元ではドラゴラム宝具になる予定。
最終更新:2016年06月20日 22:20