エルバアル

【元ネタ】士師記
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】ギデオン
【性別】男性
【身長・体重】152cm・44kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力B 耐久B 敏捷A 魔力C 幸運C 宝具A
【クラス別スキル】
対魔力:C
 二工程以下の詠唱による魔術を無効化する。
 大魔術、儀礼呪法等、大がかりな魔術は防げない。
 彼自身に対魔力が皆無なため、セイバーのクラスにあるまじき低さを誇る。
 なお、このランクは羊毛の加護・神の加護を考慮に入れていない。

騎乗:C
 騎乗の才能。大抵の乗り物、動物なら人並み以上に乗りこなせるが、
 野獣ランクの獣は乗りこなせない。

【固有スキル】
黄金律:D-
 身体の黄金比ではなく、人生において金銭がどれほどついて回るかの宿命。
 ある程度金銭には恵まれる運命にあるものの、手に入れた富に裏切られる伝承(呪い)を持っており、
 分を超えた収入を得ると幸運がランクダウンする。

カリスマ:C-
 軍団を指揮する天性の才能。
 団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。稀有な才能。
 Bランクで一国の王に十分とされるが、彼には体制(システム)の管理能力がなく、国を治める適性を持たない。
 そして、それを誰よりも知っている。

撹乱作戦:A++
 「破壊工作」の内容を限定した専業スキル。
 敵軍の混乱の誘発、彼の場合は特に“同士討ち”を引き起こす際に絶大な戦術ボーナスが与えられる。

【宝具】
『露の奇跡(エルバアル)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:一人
 羊毛で織られたサーコート。フィールド効果とは真逆の属性を宿し、着用者への影響を中和する対環境礼装。
 土地にかけられた魔術、結界の特性などを無効化するが、直接攻撃には通常の防御数値しか適応されない。
 どうも金羊毛騎士団に概念汚染されているらしい。セイバーは生前にこんなデザインの服を見たことがないという。

『闇の谷の蹂躙者(クシフォス・トゥ・ゲデオーン)』
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:1~2 最大捕捉:1000人
 破壊するもの(ギデオン)の名を冠する剣。強大な神の加護を帯びており、擬似的ながら神造カテゴリーに入る。
 相手に与えたダメージ数値を相手の味方全員にコピーし、一太刀で敵勢力を切り伏せる対軍宝具。
 「わたしはあなたとともいる、あなたは一人を撃つようにミディアン人を撃つだろう」という神の言葉を体現する。
 サーヴァント越しにマスター殺しを達成しうる為に聖杯戦争では破格の宝具である。
 傷を感染させる原呪術に仕組みは近く、ダメージのペースト(転写)に関してはB以上の魔力で軽減可能。

【Weapon】
『狂乱の角笛』
 ただのラッパ。吹くと敵の士気が落ち、味方の士気が上がる。頑丈なので殴打にも使える。

【解説】
 エルバアルと呼ばれるギデオン。
 広まるバアル信仰とミディアン人アマレク人の脅威を裁くという使命を神によって啓示され、
 偶像の破壊、露の奇跡、戦士の選別を経て
 選ばれた300人と共に異民族諸族の大軍を壊滅させ王たちを殺した。
 たいまつを隠した壺とラッパを持って軍団の野営地を包囲し、一斉に壺を割って松明の火を掲げ、ラッパを吹き鳴らし、
 「主の剣、ギデオンの剣」と叫ぶという夜襲で敵軍を同士討ち、潰走させ、
 追撃の果てに敵を滅ぼしたとされる。(国際ギデオン協会のエンブレムはこの壺である)
 天使や神への反応、会話する中での発言に妙な間抜けさがあるあたり農民出身者らしい。
 戦争後は王位の拒絶のように信仰に変わりなかったが、
 後世の災い(罠)となった黄金の収奪、
 日和見に徹した土民への復讐を行うなどキャラが変わってしまう。
 そして、それら凶事は妾の子である“暴君”アビメレクの誕生に行き着くのであった。
 寡兵において10万を超える軍勢を打ち破ったとされ、
 ヨーロッパにおいて彼の勝利は「テルモピュライの戦い」と並んで寡をもって衆を制す典型的事例として知られた。
 軍の部隊にギデオンの名がつけられるのはままあることである。
 また「ギデオンの剣」は神の怒り作戦に取材したカナダ映画のタイトルでもある。
 羊毛の逸話は受胎告知の先駆ともされる。
 内政能力の欠如を自覚してバアル崇拝の復活を確信し、
 PTSDと併せて酷薄な精神性になる以前のショタギデオン。
 リリィではない。ただの全盛期である。
最終更新:2017年03月22日 21:34