フランソワ・ジョゼフ・ルフェーブル

【元ネタ】史実
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】フランソワ・ジョゼフ・ルフェーブル
【性別】男性
【身長・体重】176cm・82kg
【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力D 耐久D 敏捷D 魔力E 幸運A 宝具D++
【クラス別スキル】
陣地作成:C
 閉鎖的な工房ではなく、地の利を活かした即席の野営地を作成する。
 全員の戦闘力にボーナス。

道具作成(偽):B
 魔力を帯びた器具を作成する。
 本来魔術師ではないルフェーブルはこのスキルを持ち得ないが、
 宝具の存在によってこのスキルと同等の能力を得ている。
 作り出される(宝具から渡される)戦略・戦術を記した文書はすべて「ナポレオンからの指示」である。

【固有スキル】
内助の功:B-
 配偶者の手助けにより、不利な状況を改善するチャンスを得る。
 このスキルのランクは夫婦の仲に左右される。
 夫婦仲はともかく、本人及び妻の霊格が低いために判定難易度は高め。

カリスマ:E
 軍団を指揮する天性の才能。
 やはり帝政フランス元帥の中での知名度が低いせいか、このスキルランクも低い。
 尤も、ナポレオン麾下の元帥というステータスと、
 戦闘時にのみ発揮される的確な判断力のおかげで、指揮する軍団が瓦解することはないであろうが。

勇猛:B
 威圧・混乱・幻惑といった精神干渉を無効化する能力。
 また、格闘ダメージを向上させる効果もある。

【宝具】
『勅命による攻囲指示(ル・ダンツィヒ・シエージュ)』
ランク:D++ 種別:対軍宝具 レンジ:20 最大捕捉:1000人
 ダンツィヒ攻囲戦の逸話の具現。
 空間から取り出される文書は、その戦況に応じた対応策を記した軍略指示書。
 軍略の内容は、当然どれも新規の書き下ろし
 (指示の送り主はナポレオンというのがルフェーブルの言だが、真偽のほどは定かではない)。
 なお、ルフェーブル本人の魔力値の低さから、どこでも指示書の受け取りができるわけではない
 (マスターの魔力量にも依るが、場合によってはキャスターが召喚された場所の霊脈にしか対応しない)。

【Weapon】
『シャルルヴィル・マスケット』
『サーベル』
『望遠鏡』

『カテリーナの激励』
 そんなスキルはない。
 ただし指示書の受け取りの際にちょっとだけ“それっぽいもの”が聞こえる模様。

【解説】
 ナポレオンに仕えた元帥の一人。平民兵卒出身。
 革命に呼応して将軍に昇進、ナポレオン軍に合流後は彼に従い、
 戴冠と同時に元帥号を授与された十八人の元帥の一人となった。
 性格は朴訥で、平時に於いては的外れなことを言うが、
 戦闘時には正鵠を射る素晴らしい戦術センスを持っている、とナポレオンから評されている。
 ダンツィヒ攻囲戦(ナポレオン大本営からの細かな介入込み)を成功させるとダンツィヒ公爵に叙され、
 そののちヴェストファーレン王に封ぜられるはずであったが、本人が身分不相応として固辞したため実現せず。
 (ナポレオンは彼の朴訥さを政治的に利用したかったことが、“箔付け”のためのダンツィヒ攻囲や王への任命からも見て取れる)。
 王政復古時には他の元帥同様ナポレオンに退位を迫り、また百日天下においてはナポレオンに忠誠を示しつつも高齢から前線には出れず。
 百日天下の終焉後は貴族位を一時的に失うが後に許され、元帥号も保持。1820年に65歳で死去。
 夫人であるマダム・サン・ジェーヌことカテリーナの方は、酒保出身の下町娘感丸出しの女性で、その剛毅を以て夫を良く支えた。
 彼女の生涯は「物怖じしない夫人(戦場を駈ける女)」としてオペラ化・映画化されている
 (ともすれば、彼女の方が元帥としては地味な夫以上に、有名とも言えなくはない)。
最終更新:2017年03月26日 17:19