蚕馬

【元ネタ】『捜神記』、『太平広記』
【CLASS】ライダー
【マスター】
【真名】蚕馬
【性別】女性
【身長・体重】140cm・41kg
【属性】混沌・善
【ステータス】筋力B 耐久C 敏捷A 魔力A 幸運B 宝具B
【クラス別スキル】
対魔力:B
 魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
 大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷付けるのは難しい。

騎乗:B
 ライダーにしては騎乗能力が高くない。
 ライダーのクラスの恩恵でこのクラスになっているが、実状は雄馬が
 彼女の為に頑張っていると言ったところ
【固有スキル】
神性:C
 太上により天上に迎え入れられた故の神性。
 また、日本における蚕の神・「おしらさま」のモデルであるとされる。

道具作成:B
 糸を吐いてこの世に絹をもたらしたという伝承の発露。
 絹で出来た道具の作成を得意とし、今はもっぱら衣装の作成に夢中である。

勇猛:A
 雄馬の保有スキル。宝具使用中は自身のスキルとして使用可能。
 威圧・混乱・幻惑といった精神干渉を無効化する能力。
 また、格闘ダメージを向上させる効果もある。
 雄馬は多くの男が恐れる中、ライダーを娶る為に戦場に赴いた。

【宝具】
『変身・馬頭娘蚕上!(へんしん・バトウジョウさんじょう)』
ランク:B 種別:対人(自身)宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人
 馬の皮と一体化し、少女から蚕へと変身したことに由来する変化能力……なのだが、
 彼女が「ライダー」の意味を曖昧に解釈したことによりスーパーヒロイン的な変身能力に
 様変わりし、馬の皮で作ったライダースーツを着込んで、馬の能力を引き継いだ蚕超人・蚕馬になる。
 勇猛スキルと馬の筋力を獲得したことにより徒手空拳での戦闘スタイルを得意とし、蚕の糸を
 巧みに操り、アクロバティックな戦法で敵を翻弄する。

【Weapon】
『雄馬』
 生前、ライダーの父を救うも、約束を違えられ射殺された馬。
 死後も彼女に執着し、肉体を捨て幻想種となり皮の状態で少女に襲いかかり
 蚕馬にした。その後は太上老君の仙嬪となった彼女と共に天に挙げられ、彼女に
 御されることとなった。
 サーヴァントとなった後も冗談が好きな彼女に振りまわされている。
 『変身・馬頭娘蚕上!』使用の際には皮を剥がれた挙句、バイクへの変形を要求される。
 でもやっぱり彼女の期待にこたえたいので逆らえず実行してしまう。

【解説】
中国の伝説の1つで、馬の皮と融合した少女が蚕に変身してこの世に絹を
もたらしたとされる伝説。蚕女・馬頭娘とも呼ばれ、 日本の「おしらさま」伝説のモデル
になったともされる。
昔、ある家の父親が戦争に駆り出され、家には娘と雄馬だけが残された。
娘は父親恋しさの余り、雄馬に冗談半分で「もし、御父様を連れて帰ってきてくれたら、
あなたのお嫁さんになるわ」と言ったところ、雄馬はすぐさま父親を連れて家に戻ってきた。
ところが雄馬の様子がおかしいので父親が娘に事情を問いただすと、娘が一部始終を
打ち明け、これを知った父親は激怒して弩で雄馬を射殺して皮を剥いで晒しものにした。
その後、娘が雄馬の皮の側で戯れていると、馬の皮が不意に飛び上がって娘に巻き付いて
家から飛び出していった。数日後、娘が発見された時には娘は馬の皮と一つになって
大木の枝の間で蚕に変身して糸を吐いていた。
『太平広記』では娘の父が敵の捕虜となった「夫を助けだしたら、その者に嫁がせる」と
娘の母親は一族の者に述べたが、応える者はなく、その話を聞いていた父親の乗馬
は手綱をふりほどいて家を飛び出すと、数日後に父親を連れて戻ってきた。
だが、やはり話を聞いた父親が激怒して馬を弓で射殺してしまう。
その後の流れは大体同じだが、蚕女となった娘を悲しんだ両親の元に天から例の馬を
御しながら降臨し、太上が自分を仙嬪にして天上で長生きさせてくれることになったことを
伝え、両親を慰めたという。

【妄想設定】
冗談が好きな女の子。生前は人としてロクに生きられなかったため、サーヴァントとして現界した
途端に現世を満喫し、アッという間に世俗に染まった。某ゴールデンと出会ったら意気投合する。
ライダー化も彼女にとっては冗談の一つ。冗談で人生を変えてしまったのにまるで改める気はない。
雄馬とはいろいろあったけど今はうまく付き合ってると思っている、ていうか付き合わせてる
キャスターで召喚した場合雄馬をマスコットにして皮を着て変身する魔法少女オシラ・サンバになるらしい。
ちなみにステータスは変身後のもので、実際のパラメーターはオールEランクとなっている。
最終更新:2017年03月26日 17:30