【元ネタ】史実、「沈黙」
【CLASS】アサシン
【マスター】
【真名】井上筑後守政重
【性別】男性
【身長・体重】171cm・61kg
【属性】秩序・悪
【ステータス】筋力D 耐久D 敏捷D 魔力D 幸運C 宝具B
【クラス別スキル】
気配遮断:D
サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。
アサシンではあるが、筑後守に暗殺行為は不可能に近い。
【固有スキル】
扇動(攻撃特化):B
個人に対する精神攻撃に特化した扇動。
数多の大衆を導く力はないが、個人の、特に傲慢な人物の心を折ることに適している。
また、この言葉は“拷問”として見なされる。
拷問技術:A
卓越した拷問技術。
拷問器具を使ったダメージにプラス補正がかかる。
このサーヴァントの場合、“自分は耐えられる”と思っている者に対しては、
さらにダメージ補正があがる。
神々の加護:E
日本土着の信仰体系に由来する八百万の神からの加護。
“
神の加護”など一神教ないし一柱の神から受ける加護とは似て非なる、そして交わることのない“水と油”
微弱ではあるが、それらの加護に対する特攻と、ステータス上昇補正を得られる。
【宝具】
『沼地の秩序を護る者(あなづりのごうもん)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
精神的攻撃によって相手に与えた精神ダメージに応じて相手を蛇のように縛り上げる縄。
精神ダメージが一定以上に達すると、全身拘束による拷問“穴吊り”へと移行。
こめかみ近くに浅く穴をあけ、汚物の入れられた穴に上半身が入るように逆さに吊るす、キリシタンに棄教を迫るために実際に行われた拷問。
穴吊りを成す縄や汚物入りの穴、こめかみの傷は、相手の心に絡みつく“精神攻撃”の一種であり、
近接ステータスはもちろん、魔力や幸運でさえ防ぐことはできない。
また、さらに悪辣なのは屈服の意思表明が容易に行えることにあり、これに屈したサーヴァントは自己の正当なる英雄性を失い、
宝具の弱体化や、アサシンと対峙時の戦闘能力低下、最悪の場合屈服の時点で消滅するなどのデメリットを負うことになる。
対精神干渉能力などで、縄の締め付けや拷問の苦痛を軽減、またはそれらから脱することは可能。
【解説】
江戸時代初期の大名。高岡藩初代藩主。
一説には当初、蒲生氏郷に仕え、その死後に豊臣、徳川と主君を変える。
豊臣配下時に小田原征伐で、徳川配下時に大阪の陣で功績を挙げ、
秀忠政権下で従五位下・筑後守を拝命。のちに大目付にも任ぜられる。
島原の乱の鎮圧にも中心的な働きを成し、鎮圧から程なくして下総は高岡に大名として封じられる。
同時に長崎へと赴き、同地の奉行としてオランダ商船や禁教後の隠れキリシタンらの取り締まりにあたる。
この取り締まりと穴吊りなどに代表される拷問によって、イエズス会宣教師ジュゼッペ・キアラを含む多くの棄教者、
そして多くの殉教者を出した。この取り締まりには、当時すでに棄教し、日本人・沢野忠庵となっていた
イエズス会司祭、
クリストファン・フェレイラも携わっていたという。
キリシタン弾圧の中心人物であるが、自身も禁教以前はカトリックの信者であったともされる。
また、遠藤周作著の歴史小説「沈黙」では、史実のキアラに相当するロドリゴ神父を追い詰める重要人物として登場している。
最終更新:2017年03月26日 17:31