ダユー

【元ネタ】フランスのブルターニュ地方の伝承
【CLASS】キャスター
【マスター】間桐桜
【真名】ダユー
【性別】女性
【身長・体重】158cm・51kg
【属性】混沌・善
【ステータス】筋力E 耐久E 敏捷E 魔力A 幸運B 宝具B
【クラス別スキル】
陣地作成:B
 魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
 “工房”を形成する事が可能。

道具作成:D
 魔力を帯びた器具を作成できる。

【固有スキル】
神性:C
 神霊適性を持つかどうか。高いほどより物質的な神霊との混血とされる。
 母が妖精であり、彼女自身も後に人魚となったとされる。
 また、キリスト教化以前のケルトの地母神としての面も有している。

水棲:C
 水の抵抗を受けずに活動できる。
 水中に身体を浸している間、魔力と幸運を除く全てのステータスが1ランクアップする。

魔術:A
 精霊との交信によって得た技能。
 精神干渉や使い魔の使役などの魔術を得意とする。

魅了:C-
 異性を惹きつける見目の美しさ。
 ダユーと対峙した男性は彼女に対し、強烈な恋愛感情を懐く。
 また、近親者に対しては強烈な庇護欲を懐かせる。
 ただし、相手の心理状態や感情によっては抵抗できる。

【宝具】
『背教耽溺の都(イース)』
ランク:B 種別:対城宝具 レンジ:0~99 最大捕捉:1000人
 海を愛し求めたダユーの為に父親が建造した都市。
 ダユー、または彼女の工房を中心として、“魔都”の概念を展開する。
 その際、展開する場所に既に都市や建造物が存在する場合、それと同化・吸収する。
 この宝具は都市の内外から魔力を吸い上げ、ダユーに供給する。
 また、この宝具都市の内部にいる存在は、一定ターン毎に意志セービングスローを行う必要があり、
 この判定に失敗した場合、ダユーへの“従属”属性とEランク相当の精神汚染スキルを獲得する。

【Weapon】
『魔法の仮面』
 ダユーが所持するマスク。
 被った者の姿を消す効果を持つが、一昼夜以上被り続けていると窒息する。
 この仮面を外せるかどうかは、ダユーが決定する。

【解説】
 フランスのブルターニュ地方に存在したコルヌアイユ国の王女。コルヌアイユ国王グラドロンと妖精との間に生まれる。
 父グラドロンはキリスト教に改宗して国内への布教を奨励するが、彼女自身はキリスト教を受け入れられず、そんな自分の為の新都造営を父親に嘆願する。
 娘を溺愛する王はその願いを聞き入れ、海を愛する娘の為に海位より低い場所を堤防で囲い、そこをイース(またはイス)という名の都市とした。
 イースの支配者となったダユーは妖精を使役して近海を航行する船から略奪を繰り返し、その富によってイースは栄えたが、
 都市の住人は享楽に溺れ、ダユー自身も気に入った男性と一夜を共にしては、翌朝には殺して海を捨てるという凶行を繰り返した。
 この事態を憂慮した王は聖ゲノルにイースの人々を改悛させるよう要請するが、人々は誰も彼の言葉に耳を傾けようとしなかった。
 そんなある日、悪魔が化けた貴公子が彼女を巧みに誘惑し、イースを守る水門の鍵を手に入れてしまう。
 悪魔によって水門が開けられ、洪水が押し寄せる中、グラドロン王はダユーを連れて逃げ出そうとするが、
 聖ゲノルに「助かりたいのならば、その悪魔を置いていけ」と言われ、泣く泣く娘を置き去りにした。
 その後、ダユーは半人半魚の魔女となり、美しい姿と歌声で人々を魅了しては海中に引きずり込んでいるとされる。
 なお、ダユーはケルトの地母神としての面も有しており、上記の話はキリスト教化の過程で異教の神が悪魔として駆逐されていく様とも読み取れる。
最終更新:2016年07月19日 19:06